7日の米国株式相場でダウ工業株30種平均は、3日ぶりに大幅反落。前日比224ドル64セント安の1万1431ドル43セント、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同22.64ポイント安の2355.73で終えた。前日夕に発表した4―6月期決算が大幅赤字となったアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が急落し、相場の重しとなった。
金融株に売りが膨らんだ。複数の証券会社が業績予想を下方修正したこともあり、AIGは約18%安。ニューヨーク州のクオモ司法長官と、以前に顧客に販売したオークション・レート・セキュリティーズ(金利入札証券、ARS)を買い戻すことで合意したシティグループも大幅安となった。前日赤字決算を発表した連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が約9%安。連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)にも売りが続いた。


