昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -22.74 @17,895.88, NASDAQ +17.65 @4,876.81)。ドル円為替レートは100円台半ばの円高方向での推移だった。本日の日本株全般は続落した。東証1部では、上昇銘柄数が199に対して、下落銘柄数は1,690となった。騰落レシオは82.38%へ低下した。東証1部の売買代金は2兆588億円だが、SQであることを考慮すると非常に少ないと言える。
TOPIX -16 @1,210
日経平均 -169円 @15,107円
TOPIXも日経平均も4日続落した。7月6日から10日移動平均線を明確に割り込んでおり、時の利は売りとなっている。前場は空売りをしていた投資家の買い戻しが入り、日経平均は100円超上昇する場面があったが、米国雇用統計の発表を目前に控えて慎重となり、上値を追う動きは乏しかった。日本株にはもはや先導銘柄群がなくなり、総悲観の様相を濃くしてきたか?最近まで上げていたニトリ、明治、NTTドコモなど内需関連の好業績銘柄も失速した。かといって、これまで売り込まれていた輸出関連株のリバウンドもほとんど見られない。円高が進行しているため、今月下旬から本格化する4~6月期四半期決算に対する投資家の警戒感が高まっているためである。他方、政府の経済政策面からのサポートも不安視されている。6月10日の参院選で改憲勢力が2/3を占めるようなら、安倍政権は経済政策の優先順位を低くするのではないかとの見方が根強い。
33業種中その他製品を除き、32業種が下げた。下落率トップ5は、不動産(1位)、ガラス・土石(2位)、電気・ガス(3位)、小売(4位)、情報・通信(5位)となった。
TOPIX -16 @1,210
日経平均 -169円 @15,107円
TOPIXも日経平均も4日続落した。7月6日から10日移動平均線を明確に割り込んでおり、時の利は売りとなっている。前場は空売りをしていた投資家の買い戻しが入り、日経平均は100円超上昇する場面があったが、米国雇用統計の発表を目前に控えて慎重となり、上値を追う動きは乏しかった。日本株にはもはや先導銘柄群がなくなり、総悲観の様相を濃くしてきたか?最近まで上げていたニトリ、明治、NTTドコモなど内需関連の好業績銘柄も失速した。かといって、これまで売り込まれていた輸出関連株のリバウンドもほとんど見られない。円高が進行しているため、今月下旬から本格化する4~6月期四半期決算に対する投資家の警戒感が高まっているためである。他方、政府の経済政策面からのサポートも不安視されている。6月10日の参院選で改憲勢力が2/3を占めるようなら、安倍政権は経済政策の優先順位を低くするのではないかとの見方が根強い。
33業種中その他製品を除き、32業種が下げた。下落率トップ5は、不動産(1位)、ガラス・土石(2位)、電気・ガス(3位)、小売(4位)、情報・通信(5位)となった。