[ロイター 15:25]
日経平均・日足は「小陰線」となった。
新たなマド(1万5434円46銭―1万5602円73銭)を空けて下放れ、
リバウンド相場が一巡したことを感じさせる。
すべての移動平均線が日足の上方に位置し、かつ下向く弱気形状となった。
中期的な下落トレンドは継続中と考えざるを得ない。
もっとも、今回の長い下ヒゲは底割れに対する抵抗感を示している。
東証1部売買代金も2.2兆円と膨らみ、押し目買い需要があることも明らかになった。
ここで踏み止まれば短期的な二番底形成となり、再度戻りを試す可能性もある。
当面の上値は5日移動平均線(1万5616円50銭=6日)がめどになる。
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今日の日経平均株価は引け前にかなり買い上げられましたが
終盤に買われた理由が、上述の様に純粋な押し目買いなのか
それとも「クジラ」が御出座しになったのかでは、今後の株価見通しは異なると思います。
つまり長い下ヒゲは底割れに対する抵抗感ではなく、作られたチャートかも。
因みに、日銀は今日、ETFを348億円、JーREITを12億円分それぞれ購入していますが
昨日もETFを購入しているところをみると、参院選直前の株価意識は高い様な気がします。
ところで、今日も欧州市場は下落して始まっており
お陰で傍迷惑な「有事の円買い」が進んでいます。
しかも今日は、英国のEU離脱が決まった当日に迫る円高模様になっていますので
NY市場が追随して大きく下げると、1ドル100円割れが現実味を帯びて来そうです。
勿論、参院選直前の株価暴落は、有権者に決して良い印象を与えませんから
最悪の場合、為替介入に踏み切ることも考えらえますが
与党が野党を全く意に介していなければ(恐らくそうだと考えていますが)
政府は株価をスルーして、選挙応援に全力を注ぐかも知れません。
せめて今週一杯は持ち堪えるだろうと予想していた東京市場ですが
外部要因に引き摺られ、このままズルズルと2番底へ落ちて行くのでしょうか。(×_×;)
今日も他力本願ですが、欧米市場に踏ん張って貰うしか打開策は無さそうです。◆\(・・)/◇