TAROSSAさんのブログ
東芝の株主総会で新体制発足も株主から厳しい声が相次ぐ
東芝が都内で株主総会を開き、10人の取締役選任案や減資など4つの議案はすべて可決され、綱川智社長が主導する新経営体制が発足したそうです。
総会の議長を務めた室町正志前社長が冒頭、不適切会計や業績不振について改めて陳謝、再建を誓ったものの、株主からは企業統治や脆弱な財務体質への厳しい声が多く、信頼回復にはなお時間がかかるようです。
「ご迷惑ご心配をおかけして申し訳ない。再生に全力を注ぐ」と、今総会で社長を退いた室町氏は冒頭や質疑応答、最後の挨拶の場面で何度もこう繰り返したそうです。
綱川社長や志賀重範会長ら次期経営陣については「信頼を取り戻す体制を築いてくれる」と理解を求め、綱川新社長も「聞く耳を持ちつつ、まい進したい」と抱負を述べたそうです。
20人の株主の質問のうち半分近くが企業統治に関するもので「経理部門などで上司に逆らえない風土が不祥事を引き起こした」といった厳しい指摘が出たそうです。
室町前社長は「最高財務責任者(CFO)の任命権は指名委員会にある」と経理の独立性が改善したことを強調したそうです。
「米原子力発電子会社が不祥事の発端」との理由から、原発事業を率いた志賀会長を取締役から除くべきだとする修正動議を出した株主もいましたが、否決されたそうです。
足元で6%強と低い自己資本比率については、昨年9月に東京証券取引所から特設注意市場銘柄に指定されており、平田政善CFOが「適切なタイミングで対策を講じたい」と回答したそうです。
総会の所要時間は2時間58分で定時株主総会として最長だった昨年より18分短かく、出席数は2089人と前年(3178人)を下回ったそうです。
総会時間や出席株主数は過去最多を上回るかと思っていましたが、そうはなりませんでしたね。
6502:288.8円
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