(東洋経済ONLINEの感想です)
英国、EU離脱で欧州諸国から受ける「報復」
そう簡単に抜けれると思ったら大間違い
http://toyokeizai.net/articles/-/123892
(要旨・引用)
英国がEU(欧州連合)を離脱する可能性について、
他のEU諸国は信じられない思いと恐怖感とをもって見守っている。
しかし同時に、彼らは報復の準備も始めている。
■加盟国が被る痛手
「EUのすべての加盟国が痛手をこうむり、また、
これまで平和を維持してきた欧州の戦後体制も傷つくだろう」
「誰もその長期的な影響を予測できない。歴史を学んだ私が
恐れているのは、ブリグジットがEUの滅亡の始まりになること
だけでなく、西側諸国の政治文明滅亡の端緒となることだ」
(トゥスクEU大統領)
■有権者はさらなる「欧州化」を求めていない
ドイツはこれまで、欧州委員会(EUの政策執行機関)が提案した、
「欧州の政治的・財政的な統合を加速する」という対応策を
いくつか拒否してきた。
■離脱に向けたプロセス
EU離脱派の英国の政治家は、EUとの新たな貿易協定では、
英国にとってより好ましい条件が得られるだろう
と示唆している。
しかし、欧州の首脳らはEUを離脱した国にさらなる譲歩など
したくはなく、英国のそうした考えを一蹴するだろう。
離脱方法を決めるプロセスでは、複雑な法的・金融的な問題
の解決が必要になる
政府関係者らは、離脱後の貿易・金融協定に関しては、
非加盟国としての英国と交渉を行いたいと考えている。
貿易交渉において、EU市民の英国在留資格や権利を、
英国側の取引材料として使われたくないのだ。
そうなると、交渉期間は第50条で定められた2年間を越え、
終結までに何年もかかる可能性がある。
■英国が支払わなければならない対価
「いったん離脱したら、英国に優しくしようという気持ちは
存在しなくなる」と言う。「英国が何を言おうと、どう思おうと、
対価を支払わなければならない。他の国のEU離脱を防ぐためにもだ」。
「ドイツやオランダはもっと柔軟な対応を考えるかもしれない。
しかしフランスとしては、離脱は決別であり、英国に対して厳しく
対応しなければならない。そうすることで、チェコでも他の国でも、
自国に有利な条件を引き出そうとするのを阻むのだ」。
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まるでヤクザの足ぬけのような世界。
それでも離脱したいのは、そんだけデメリットがあるからだろう。
例えば、何かの間違えで、
日・中・韓がEUのような共同体を作ってしまったとしたら、
日本人として、そこから抜けたいと思う人は思うだろうし、
それには相応のペナルティを要求されるだろう。
極端な例えだが、なんとなく離脱派の人の考えも分からんでもない。
残留派が優勢といっても1%の差。結果は全然わからない。
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先が分からないと不安になるのは人の自然な感情。
そんな時は、最悪の事態を想定して、そうなった時に、
最初に何をするかを決めておくのが、良いそうだ。
最悪の事態は、
・日本の株価が暴落すること
最初に何をするか?
・どうしよう?考え中……
(何もしない。というか、何もできない、ですか)