先週金曜日の米国株式相場は下落した(DJIA -57.94 @17,675.16, NASDAQ -44.58 @4,800.34)。ドル円為替レートは104円台半ばでの推移。本日の日本株全般は大きく反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,776に対して、下落銘柄数は134となった。騰落レシオは96.07%。東証1部の売買代金は1兆9074億円。
TOPIX +28 @1,279
日経平均 +366円 @15,965円
TOPIXも日経平均も大きく反発して、「はらみの上抜け」となった。英国のEU離脱問題について、世論調査で残留派が盛り返したため、リスク回避ムードが急速に後退した。離脱を見込んでショートポジションを積み上げていたヘッジファンド等の短期筋が買い戻しを急いだ。しかし、これで相場の流れが決まったわけではない。6月23日の英国民投票の結果を見極める必要がある。日経平均は終値では1万6000円を回復できない壁となっている。英国がEUを離脱しかねないという不透明要因だけでなく、円相場の高止まりが日本株の上値を抑えている。その主な理由は米利上げの問題である。6月15日にFRBが追加利上げを見送ったほか、米セントルイス連銀のブラード総裁が6月17日、18年末までの2年半で「利上げは1回どまり」との見通しを示したことで、当分、利上げは無いとの認識が広まった。これに対して、日銀の追加緩和への期待は高まっているが、日銀による国債の保有残高が国債発行残高の1/3を超えて過去最高になるなど、これ以上の日銀による買い取りは難しいという見方が増えてきた。結果として、円高是正が進みにくくなっている。
33業種すべてが上昇した。上昇率トップ5は、海運(1位)、鉱業(2位)、鉄鋼(3位)、パルプ・紙(4位)、証券(5位)となった。
TOPIX +28 @1,279
日経平均 +366円 @15,965円
TOPIXも日経平均も大きく反発して、「はらみの上抜け」となった。英国のEU離脱問題について、世論調査で残留派が盛り返したため、リスク回避ムードが急速に後退した。離脱を見込んでショートポジションを積み上げていたヘッジファンド等の短期筋が買い戻しを急いだ。しかし、これで相場の流れが決まったわけではない。6月23日の英国民投票の結果を見極める必要がある。日経平均は終値では1万6000円を回復できない壁となっている。英国がEUを離脱しかねないという不透明要因だけでなく、円相場の高止まりが日本株の上値を抑えている。その主な理由は米利上げの問題である。6月15日にFRBが追加利上げを見送ったほか、米セントルイス連銀のブラード総裁が6月17日、18年末までの2年半で「利上げは1回どまり」との見通しを示したことで、当分、利上げは無いとの認識が広まった。これに対して、日銀の追加緩和への期待は高まっているが、日銀による国債の保有残高が国債発行残高の1/3を超えて過去最高になるなど、これ以上の日銀による買い取りは難しいという見方が増えてきた。結果として、円高是正が進みにくくなっている。
33業種すべてが上昇した。上昇率トップ5は、海運(1位)、鉱業(2位)、鉄鋼(3位)、パルプ・紙(4位)、証券(5位)となった。