はるるっぴさんのブログ
重要イベント前は『休むも相場』
売ったり買ったりするだけでなく、休むことも投資です。
『休むも相場』
「年中、株式売買を繰り返していると、客観的に全体の相場が見えなくなりがちで、大きな落とし穴にはまることがあるので、冷静に相場を見つめるように」と戒めたのが、この言葉である。
(野村証券 証券用語解説集より)
(わかりやすいので他の証券会社の方も利用されている)
日米の金融政策発表前、その結果がどうなって
その結果を受けてマーケットがどのように反応するのか
考えてもわからないので、結果がでるまで、お休みするのも投資だと思います。
(未来を予測できる超能力をもっている人は別です。)
素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)
○ルネサンス・テクノロジー
ジェームズ・シモンズはハーバード大学やマサチューセッツ工科大学の教授をしていて
ルネサンス・テクノロジー社の創業者です。
社員は株式市場の素人集団!?
ゴールドマン・サックス証券などにいるような金融のプロはスカウトしない。
実際の運用で役に立たない経済学者や評論家などは相手にされません。
社員に200人の博士がいると聞きます。
専門は、数学・物理学・統計学・宇宙物理学
先日テレビで報道されたと聞きました。
世界のスーパーマーケットのウォルマートを、コンピューターが人工衛星から監視。
駐車場に止まっている車の数をリアルタイム監視して、売り上げを予測。
中国の不動産建築の進み具合は、建築中物件の『影』を人工衛星から監視して
中国バブルが崩壊したかどうかを判断するらしい。
このような人口知能を使ったプロが相場にいるのですから
まともに勝負して勝てる訳ないと思います。(個人的な考え)
一般的には、人工知能(AI)については、将棋のプロの棋士が人工知能と戦って
負けたことなどで知られているかもしれません。
プロ中のプロの棋士でも負けるのです。(>_<)
相場の世界に人工知能が参戦していることを知らない投資家もいるかもしれません。
そのような人に限って無茶な投機をしたりする。
フィンテック革命がすすんでいます。
時代の流れに取り残されないようにしたいと思います。
フィンテックは、金融(finance)と技術(technology)を組み合わせた米国発の造語
個人投資家の最大の武器は『時間』です。
引き続き、時間軸を有効に使った投資をしたいと思います。
PS.
AI投資については、本日発売の日経ヴェリタスにも記載されています。
「AI投資 人に勝つ日」
運用の実力 ここまで来た
日経ヴェリタス一部
500円~550円
○ウィンドウズ10勝手に更新
NHKでウィンドウズ10勝手に更新と報道されていました。
Windows10に『勝手に更新』されて、パソコンが壊れた人が殺到のニュース。
先日、パソコン店の人も言っていました。
たくさんのお客さんのパソコンが壊れています。
『Windows10に更新してくれという表示を無視してください。
壊れてからWindowsに文句を言っても、Windowsは「うちは関係ありません。
有償で修理してください!」と言われます。』
と、言っていました。
ビジネス優先のアメリカらしいです。
その点、日本は誠実です。
1990年代に、東京都出身で東京大学教授の坂村教授が、TRONを開発しました。
Windowsと同じような動きをした。
Windowsは中身を『非公開』にしていたから、コピーもできないのに
アメリカがコピーだと因縁つけてきて坂村教授を悪者扱いにする。
当時の文部省も、学校教育のパソコンをTRONベースで考えていました。
しかし、日米の貿易摩擦解消として、アメリカ政府からWindowsを押し付けられました。
この時、Windowsを拒絶していたら、TRONが世界標準になっていたかもしれません。
今からパソコンが広まるという時代だったから、アメリカは戦略がありました。
パソコンは、そもそも軍事的に重要だから、グローバルスタンダード(世界標準)を
Windowsで握りたかった。
そして、そのようになった。
坂村教授は、1円の金儲けも考えずに
世界に『無償』で配布しようと計画していました。
世界の電機メーカー(IBM・フィリップス・シーメンス・NEC・富士通など、世界中)の
開発担当者を集め、『皆さんに無償配布するから、作った電機製品を世界の人達に安く
売ってあげてください!』と
当時、NECの開発担当者が言った。
『頭をハンマーで2度も殴られた感じ』
こんな優秀なTRONを作ったことと、それを無償で配布するということ。
数兆円という世界のトップクラスの金持ちになるのにと。
(反面、組込み用Windowsはロイヤリティが高い。主に高級品に使われる)
昔の経済産業省の調査報告によれば、海外の会社も含めて
埋め込み型コンピューターでのOSのシェアは
ITRON 30%
Windows (CE以外) 18%
Windows CE 7%
Linux 15%
でTRONがトップです。
けっして日本製品だけに使われているのではありません
(ネット情報より 詳細は専門家へ)
・・・
また、当時トヨタのハイブリットの開発部署の責任者が坂村教授の所にやってきて
『ここに来たら、TRONを無償配布していただけると聞いて、来ました』
坂村教授が、どうして?と聞くと
『我々は世界初のハイブリット車を開発しています。燃料自動噴射装置にはソフトが
使われています。Windowsを使うと、アメリカに心臓部を握られてしまう!』
『オールジャパンで作りたい』と
そして、TRONを採用して1999年にプリウス1号車が生まれた。
トヨタの開発責任者が、『坂村教授に恩返しします』と言った。
後日の新聞記事に、トヨタの開発責任者が
『プリウスが誕生したのは坂村教授のおかげです!』
『坂村教授は、アメリカが言う悪い人ではない!』
義理と人情を重んじる日本人の美徳です。
毎年、年末に坂村教授から無償配布された世界の電機メーカーの開発担当者が
東京に集まり、坂村教授と忘年会。
世界の電機メーカーの人達が、坂村教授を『師匠』と仰ぐ。
今から17年前に世界初のハイブリット車を開発したトヨタは、ベンツ・BMW等の
世界の自動車メーカーにハイブリット技術を『無償配布』して、今や世界の自動車メーカーがハイブリット車を販売。歴史に『もし』はありませんが、もしWindowsを使っていたらこのようにならなかったでしょう。
このような、過去の経緯を少しでも知っていると(正確なところは専門家へ)
「ウィンドウズ10勝手に更新」の意味もわかるかもしれません。
この話だけでなく、日本人は様々な分野で世界に貢献しています。
○NY株について
NY株については、バブル的に高くなっています。
バブルはいつか崩壊する。しかし、いつ崩壊するかわからない。
世界的に見ても、欧州の銀行株が不安定な動きをしているので警戒したいと思います。
危険な兆候は、先に弱いところから出るで
ドイツ銀行、イタリアのウニクレジットの株価動向は要注意です。
ただ、NY株のポジションを見ると、一般的な専門家は総弱気です。
思い起こせば、金融危機が表面化して株価が暴落する前
アメリカの専門家は総強気でした。
そして、その後株価は暴落しました。
当時、日本でも大手証券会社の投資戦略部長が
「世界経済はバラ色です。今、株を買わなくていつ買うのですか!」
と叫んでいました。
その後、しばらくして、日本株は暴落しました。
同じく大手証券会社の為替の著名なプロの方が
「円高になる理由などひとつもありません」(・o・)!
と言った翌日から、急速に円高がすすみました。
今回、ポジションを見ると
その手の専門家たちがNY株に対して弱気になっています。
基本的には、NY株は割高だと思いますが
需給面から、意外とNY株は強いかもしれません。
(どうなるかわかりませんが、NY株が高値をトライすることも想定の範囲内にします)
日本株については、投資主体別売買動向を見ても
はっきりした傾向は見えないので、微妙です。
参議院選挙も控えているので、一挙に下がる可能性はまだ低いかもしれません。
(もしヘッジファンドの仕掛けで大きく下がったとしても反転する?)
ただ、先ほどの欧州の銀行株のように、外部要因で何が起きるかわからないので
引き続き慎重にリスク管理をする必要があると思います。
日米欧の銀行株は先行指標になるので、チェックしてもよいでしょう。
今回の相場は、銀行株を助ける金融緩和相場の一面もあるので
銀行株が先に下がりだしたら危ないことがわかります。
NY株は、JPモルガン株(JPM 現在63.84ドル)がよいかもしれません。
JPMは、下値サポートされていて、まだ下がっていません。
(チャートは長期・中期・短期の順番で見るとわかりやすい)
結論
みんかぶ予想
買い予想:1銘柄だけ継続します。
米FOMCと日銀金融政策決定会合の重要イベント前なので
VIXはいったん予想終了します。
みんかぶの会員さんはよく勉強されているので
ご存知の方も多いと思いますが、念のため
アメリカ株のアセットマネジャーの直近5週間のポジションを転記します。
E-MINI S&P 500 STOCK INDEX - CHICAGO MERCANTILE EXCHANGE
Asset_Mgr_Positions_Long_Al
Asset_Mgr_Positions_Short_All
6/7/2016 1347883 889739
5/31/2016 1322372 884614
5/24/2016 1335003 893579
5/17/2016 1277085 872375
5/10/2016 1252219 855650
買いポジション比率は、約60%ですね。
ですから、まだ弱気であることがわかります。
これが、80%になると、金融のプロと言われる人たちが
強気になっているので、要注意です。
投資は少数意見が勝ちます。