みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。
●オリックス
10年以上研究してきたオリックス。
世界に類を見ない大規模なノンバンクの登場は、
まだみずほグループの同意など紆余曲折ある可能性はありますが、
実現してほしいと思います。
●それでは、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している
「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。
本日もよろしくお願い申し上げます。
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重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上、ご利用ください。
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【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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1.オリックス・セゾン統合交渉
2.ソニー、生産能力8割増
3.ゲーム内の広告、気になる?
http://www.terunobu-kinoshita.com/20080805-toushinou.pdf
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1.オリックス・セゾン統合交渉
(出所)2008年8月5日付日本経済新聞朝刊1面
●オリックスとクレディセゾンが経営統合交渉を進めている
●構想は両トップが主導した面が色濃い
●不動産物件への投資はオリックスの自己資金
オリックスとクレディセゾンの大手上場ノンバンク2社が
経営統合交渉を進めているとの報道が、日経新聞でなされた。
来年秋の実現を目指す。
今回、経営統合を交渉を進めているオリックスは1964年、
商社3社と5つの銀行が共同で設立したリース会社で、
「オリエント・リース」として発足。
一方のクレディセゾンは1951年創業の百貨店「緑屋」が前身で、
89年に西武クレジットから現社名に変更。
クレジットカード事業が中心で、
カード利用でためたポイントを無期限でつけるなど
独自性の高いサービスが特徴。
今回の構想はオリックスの宮内義彦会長と
クレディセゾンの林野宏社長の両トップが主導した面が色濃いようだ。
最近のノンバンク業界ではオーエムシーカード、
セントラルファイナンス、三井住友カードなど4社が
今年10月に統合するほか、昨年10月には三井住友銀リースと
住商リースが合併し、三井住友ファイナンス&リースとなるなど
「カード」や「リース」といった同じ分野での垂直的な統合を軸に
穏やかな再編が進んできた。
ノンバンク業界は規模のメリットが働く業界だ。
そのためこのニュースはポジティブにとらえていいと考える。
また、オリックスグループは2008年中に
不動産物件に合計で3,000億円を投資する方針だ。
この投資資金の3,000億円は、
オリックスの自己資金でまかなっている。
同社が得意としている不動産へ、
さらに経営資源を投下できることも統合のメリットになるだろう。
株価は、サブプライムローン問題のあおりを受けた
不動産業界からの資金逃避によって一時期に比べ大幅に下落した。
タイミング次第では、同社への投資は魅力が高まっていると考える。
2.ソニー、生産能力8割増
(出所)2008年8月5日付日本経済新聞朝刊11面
●ソニーはリチウムイオン電池の月産能力を8割引き上げると発表
●韓国サムスングループなどを含めた量産競争が激しくなりそうだ
●韓国企業の魅力
ソニーは国内2工場に400億円を投じ、リチウムイオン電池の
月産能力を2010年末に現行より8割引き上げると発表した。
携帯電話やノートパソコンのほか、電動工具などの需要拡大に対応する。
同電池は三洋電機、ソニー、松下電器産業が世界シェアの6割超を握る。
リチウムイオン電池とは、繰り返して充電できる二次電池の一種。
ニッケル水素電池に比べて一度の充電で長持ちするのが特徴。
小型・軽量化にも適し、パソコンや携帯電話、デジタルカメラ、
携帯音楽プレーヤーなどの電源として幅広く使われている。
また、収益性も高い。
この分野は日本企業の牙城と思われがちだが、
韓国サムスングループも2割のシェアを誇る競合メーカーだ。
サムスングループは「ディスプレーメーカーから電池メーカーへの脱皮」
と銘打ち、サムスンSDIのディスプレー事業を再編した。
再編の内容は、2008年見通しで売上高の75%を占める
ディスプレーの比率を13年までに25%に下げ、二次電池などの
エネルギー事業の比率を25%から65%に引き上げるとしたものだ。
サムスンSDIは赤字に苦しむディスプレー事業を
サムスン本体に押し付けることで、収益性の高い
リチウムイオン二次電池に経営資源を集中する。
かつて、半導体や造船事業で起こったように、
日本がほとんどのシェアを握っていても、
韓国企業に逆転されることがあるかもしれない。
ソニーの生産量増大は、
サムスングループとの距離を引き離すためとも考えられる。
脅威に映るサムスングループは、投資妙味が高まっていると考える。
3.ゲーム内の広告、気になる?
(出所)2008年8月5日付日経産業新聞1面
●米国で「ゲーム内広告」が急拡大中
●日本のゲーム内広告市場は「5億円程度」
●フィリピンの携帯最大手の戦略
米国でオンラインゲームのプレー画面などに広告を表示する
「ゲーム内広告」が急拡大中だ。
市場は2007年に5億ドル(約540億円)に達し
11年には10億ドルに迫るとの推計もある。
一方、日本のゲーム内広告市場は「5億円程度」(ネット広告大手)。
ロールプレイング中心のため
「ゲームの世界観が壊れる」といった理由で敬遠されてきた。
ただプレーする人に聞くと
「起動終了時」「ゲーム内の看板やキャラクター」などで
広告表示を認識する人が4割近くいるようだ。
たしかに、私もロールプレイングゲームをよくプレーするが、
ここに広告が入っていると、気分が壊れるかもしれないとは思う。
しかし、ゲーム内広告市場はマーケットとしては大きい。
見逃す訳にはいかないだろう。
ゲームとは少し異なるが、たとえば、
フィリピン携帯最大手のスマート・コミュニケーションズは、
企業の広告を携帯端末に配信し、利用者が閲覧した量に応じて
通話料などから差し引くというサービスを始めている。
自分の携帯に広告が入るというのは気分が壊れる
という感覚を逆手にとったアイデアだろう。
開幕があとわずかに迫った北京オリンピックのように、
人が多く集まるところは広告効果が高い。
ゲーム内広告が日本では進んでいないと言っても、
今後米国をキャッチアップする可能性はある。注目だ。
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( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
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