昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +113.27 @17,920.33, NASDAQ +26.20 @4,968.71)。ドル円為替レートは117円台後半の円安方向へ動いた。本日の日本株全般は上昇した。東証1部では、上昇銘柄数が1,152に対して、下落銘柄数は642となった。騰落レシオは99.60%。東証1部の売買代金は1兆7798億円、と3日連続で2兆円を割り込んだ。
TOPIX +8 @1,341
日経平均 +95円 @16,675円
米国株高と円安を好感して、TOPIXも日経平均も上昇した。FRBのイエレン議長は6月6日の講演で、5月雇用統計だけを重視せずに「緩やかに利上げする」必要性を示したが、米利上げに関して明確な発言をせず投資家にとって不透明なままだ。他方、WTI原油先物相場は一時1バレル50ドル手前と年初来高値圏まで上昇した。これを好感して6日の米市場でエネルギー関連株が買われて、S&P500種株価指数が年初来高値を更新した。しかし、日本は資源の純輸入国で原油高がコスト増につながる銘柄は多く、紙・パルプ株、航空株は軒並み逆行安となった。今後も米国の経済状況と為替相場の動き次第で日本株は振り回される構造に変化はなく、先行きの視界は不良である。積極的に持ち高を売り買いどちらかに傾けようとする投資家は少ないだろう。
33業種中27業種が上げた。原油高を受けて、鉱業(1位)、石油・石炭(2位)は当然だろう。その他製品(3位)、電気・ガス(4位)、保険(5位)となった。
TOPIX +8 @1,341
日経平均 +95円 @16,675円
米国株高と円安を好感して、TOPIXも日経平均も上昇した。FRBのイエレン議長は6月6日の講演で、5月雇用統計だけを重視せずに「緩やかに利上げする」必要性を示したが、米利上げに関して明確な発言をせず投資家にとって不透明なままだ。他方、WTI原油先物相場は一時1バレル50ドル手前と年初来高値圏まで上昇した。これを好感して6日の米市場でエネルギー関連株が買われて、S&P500種株価指数が年初来高値を更新した。しかし、日本は資源の純輸入国で原油高がコスト増につながる銘柄は多く、紙・パルプ株、航空株は軒並み逆行安となった。今後も米国の経済状況と為替相場の動き次第で日本株は振り回される構造に変化はなく、先行きの視界は不良である。積極的に持ち高を売り買いどちらかに傾けようとする投資家は少ないだろう。
33業種中27業種が上げた。原油高を受けて、鉱業(1位)、石油・石炭(2位)は当然だろう。その他製品(3位)、電気・ガス(4位)、保険(5位)となった。