G7首脳 世界経済は大きなリスクに直面

世界は、いつも大きなリスクに直面

世界は、矛盾したまま進む



G7首脳 世界経済は大きなリスクに直面

日本テレビ系(NNN) 5月27日(金)5時25分配信

 G7・主要7か国の首脳が集まり世界経済への対応などについて話し合う伊勢志摩サミットが26日に開幕した。初日の会合でG7首脳は、世界経済は大きなリスクに直面しているとの認識で一致した。

 安倍首相「(リーマンショックは)リスクをしっかり認識をしていかなければ、正しい対応ができなかったということではないかと思います。世界経済は大きなリスクに直面しているとの認識については一致できた」

 これに対してイギリスのキャメロン首相は、世界経済を「危機」とまで言うのはいかがなものかと述べたという。

 安倍首相はこれまで、来年4月の消費税率の引き上げについて、「リーマンショックのような事態が起きない限り、予定通り行う」としてきたが、今回の議論を受けて、引き上げ見送りの方向で調整に入るものと見られる。

 また、焦点となっていた財政出動について、G7首脳はその重要性では一致したが、具体的に財政出動を実行するかについては温度差があったという。

 そして、G7首脳は、南シナ海などで強引な海洋進出を続ける中国について、名指しする異例の形で懸念を示した。

 このほかG7は、イスラム国などによるテロ事件がヨーロッパで相次いでいることを受けて、テロ対策の行動計画で合意した。

 最終日の27日は、気候変動の問題などについて話し合い、午後には安倍首相が議長会見を開く予定


G7首脳、中国名指しし懸念 南シナ海問題
日本テレビ系(NNN) 5月27日(金)0時15分配信
 26日に開幕した伊勢志摩サミット。最新情報を現地で取材にあたっている青山記者が伝える。

 首脳会合では、南シナ海などで強引な海洋進出を続けている中国についても議論した。G7首脳は中国を名指しして、これは異例なのだが、懸念を示すと共に、国際法の順守の重要性や力による現状変更に団結して対応することで一致した。

 また、G7は、イスラム国などによるテロ事件がヨーロッパで相次いでいることを受けて、テロ対策の行動計画で合意した。この中では、G7としてテロリストの水際対策など効果的な対策に的を絞ることなどが盛り込まれている。

 安倍首相は、サミットでの議論を受けて消費税率の引き上げ見送りの方向で調整に入るものと見られる。担当大臣である麻生財務相と協議し、その後、自民・公明両党との調整に入るものと見られるが、消費税率引き上げを見送るとなれば、いつまで先送りするのか、当てにしていた社会保障費をどう補うのか、決まっていた軽減税率の扱いをどうするのかなど、様々な課題が浮上する。

 先送りを表明するとすれば、こうした問題に対しては、きちんと考えを示さなければならない。

 また、次の国会には“見送り”の法案を通さなければならないので、きちんとした調整も必要だ。そして調整が進めば、安倍首相は早ければ週明け月曜日(30日)にも、引き上げの見送りを表明したい考え
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