米国株の大幅高と円安で反発したが・・・

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +213.12 @17,706, NASDAQ +95.27 @4,861.06)。ドル円為替レートは109円台後半の円安方向へ動いた。これを好感して本日の日本株全般は上昇した。東証1部では、上昇銘柄数が1,333に対して、下落銘柄数は474となった。騰落レシオは97.84%。東証1部の売買代金は1兆7826億円と、相変わらず2兆円の大台を大きく割り込んだままである。

TOPIX +16 @1,343
日経平均 +259円 @16,757円

米国株が大幅上昇したのに加えて、円相場が110円/US$台前半まで円安方向へ動き、輸出関連企業の採算悪化懸念がやや和らいだ。これらを好感してTOPIXも日経平均も大きく反発したが、寄り付き後の値動きは小さかった。伊勢志摩サミット開幕を明日に控えて持ち高を一方向に傾ける動きは乏しく、買い一巡後は方向感の乏しい展開となった。5月26~27日の伊勢志摩サミットを終えた後も、国内は消費増税や補正予算の規模、衆参同日選を巡る思惑が交錯し、相場の先行きは曇りが続きそうである。海外に目を転じれば、6月14~15日に米連FOMC、英国のEUからの離脱を問う国民投票などが控えており、こちらも視界不良である。かように実用レベルで相場の先を予想するのは不可能である。

33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、保険(1位)、鉄鋼(2位)、情報・通信(3位)、パルプ・紙(4位)、輸送用機器(5位)となった。

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