少子高齢化と言って久しい。これはメーカー系企業での影響は顕著、少なくとも私の周辺では・・・。
メーカーのものづくりの現場は、現場の第一線を支える「工業高校卒」の技能者が入って来ず、これを補うためか?一方で定年退職者を再雇用者と称して雇用継続、本来ならば年齢構成が更新されるところが停滞しているため、企業の平均年齢が上がるばかりだ。
そのうち破たん?企業は10年、20年と継続しても働き手(技能者)が持ち上がっていくだけの企業に未来はないだろうと。
この傾向は、日本だけでなく「中国」でも同様、生産人口のピークは7~8年前と既に過ぎている。15億人と言われる中国にあっても働き手がいなくなる?
それはそうとしてこの際、中国はどうでもよい。
日本は、たいだい「工業高校」をなくして「普通高校化」した。教育理論ではなく、経済的見地で「統合ありき」近隣の普通高校と統合したため、工業高校が普通高校化し、進学率を争うようになった。
ここ40年間で全国800高を超える工業高校が、今はその約4分の1になったという。
こんなことをやっておきながら、ここへきて「ものづくり立国」みたいな・・・。
ものづくり現場の第一線を支える技能者はどうするのか?まさか「学卒」でやるのか?
大いに疑問である。
ものづくりメーカーの雇用、裾野の広さはこの上ない。あたればであるが・・・。
これ以上「工業高校」をなくさない施策をと思うが・・・如何に。考え中。