《独り言》
三菱UFJフィナンシャルグループが決算発表をしました。
自社株買いはポジティブ(上限1000億円、発行済み株式数の1.67%)。
業績はコンセンサスを下回る状態でありネガティブ。
本業の業績が厳しいことはメガ三行みて確認できた。
三菱UFJFGは相対的に株価はポジティブ。三菱買いの三井住友売りのポジションで機能しそう。
ただし、底値圏にある銀行株株価が本格的に上昇に転じるようには想像できない業績であった。
一方、何らかのショックがあった際には底値割れに対する抵抗力はさほど感じられない。
マイナス金利の弊害が銀行株、保険株の業績に間違いなく影響を与えている。
なお、以下簡単に記しているが、海外業務は相対的に収益に良好という見方をしているが、MUFGの国際業務粗利益の水準を見ると前年対比で630億円程度減少している。
主因は円高の模様。MUFGは為替リスクもそれなりにあるということ。
賃貸倍率は6.74倍。
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ポイントは以下の通り。
①決算は減収減益。従来予想及びコンセンサスを大きく下回る。
②業績予想はこれまで通り当期純利益のみだが、減配の見込み。
③配当は据え置き。
④業績ついて確認できたことは以下の通り。
・低金利による資金利益(運用利回り-コスト)の減少。
・経常利益から与信費用を控除した利益見通しは29/3月期において2600億円強の減益。
<決算概況>
27/3 28/3 29/3予想
コンセンサス
経常収益 5,638,402 5,714,419 公表せず 5,505,963(百万円)
経常利益 1,713,001 1,539,486 1,320,000 1,713,516
当期純利益 1,033,759 951,402 850,000 1,035,938
配当 9 9 9 - (円)
<株価推移>
6カ月株価推移
2年間株価推移
(注)投資判断はご自身でお願いします。