今日のSQ値(速報)は16897.67円で、ほぼGSの予想通りになりましたが
6月MSQは熾烈な空中戦が展開されると思います。
それでも過去の経緯を振り返ると、改めてG.Sが相場に与える影響は大きいと感じます。
世界の金融業界では「鬼より恐いG.S」と言われる様に
金儲けのためには手段を選ばない強かさは、他の金融企業とは一味違います。
そんなG.Sを象徴する逸話は沢山ある様ですが、
中でも、リーマンショックを唯一黒字で切り抜けたことや
ギリシャがユーロに加盟する際、財政赤字隠しの片棒を担ぎ一儲けした話は有名です。
しかも、ギリシャから数百億円の金利・手数料を受け取ったうえに
何れギリシャがデフォルト危機に陥ることは百も承知していたので
ギリシャ危機が表面化する前に、欧州株を空売って荒稼ぎしたそうですから、やはり鬼ですね。
そのG.S様の日経平均先物・オプション手口からは
6月MSQに向け、上昇トレンドの演出を考えている節があります。
恐らく、政府・日銀の景気対策を見越してシナリオを描いているのかも知れませんが
G.Sの手口と相場の動きは連動することが多いので、じっくり観察したいと思います。
但し、「セル・イン・メイ」という格言や、日銀7月緩和論もあり
日本株に対して弱気の海外機関投資家(証券・投資ファンド等)が多いのも事実なので
これから先買い向かう場合は、ポジションに応じたヘッジが必要だと考えています。