《独り言》
石油・天然開発を手掛ける国際石油開発帝石が決算を公表しています。
資源関連価格の底打ちにより業績改善を期待しましたが、
コンセンサスを下回る業績であり、業績改善は見込めない経営環境と
ネガティブな印象をもちました。
業績予想の前提も1ドル=110円、1バレル=45ドルと保守的ではない。
(JXはそれぞれ110円、40ドルで原油価格はJXがより保守的)
当社のセグメント別売上高は以下の通りとなっている。
他社の決算では新興国地域における業績見通しはよくないとの言及を目にしている。
為替の影響もあり、業績改善は見込めない。
・日本 1,096億円
・アジア・オセアニア 3,028
・ユーラシア 669
・中東・アフリカ 5,165
・米州 1,373
(JXは国内売上高が90%)
貸借倍率は2.82倍。
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ポイントは以下の通り。
①決算は減収減益。
②業績予想も減収減益。コンセンサスを下回る。
③配当は据え置き。
④経営環境について会社見通しの特徴は以下の通り。
・28/3月期の平均原油販売価格は1バレルあたり前年から36.05米ドル低下した47.95米ドル。
期中平均の為替レートは12.62円円安の120.55円。
アジア・オセアニアでの売上高は前年対比1069億円減少の3,028億円。
・見通しの前提は1ドル=110円、1バレル=45ドル
<業績概況>
27/3 28/3 29/3予想
会社 コンセンサス
売上高 1,171,726 1,009,564 808,000 826,800(百万円)
営業利益 534,886 390,139 238,000 293,320
当期純利益 77,820 16,777 17,000 40,540
配当 18 18 18 (円)
<株価推移>
6カ月株価推移
2年間株価推移
(注)投資判断はご自身でお願いします。