トヨタの決算発表は、サプライズでしょうか。
前期実績は、史上最高益更新、
しかしながら、今期税引き前は36%減益。
一方、発行済み株式数(自社株を除く)の3.24%にあたる1億株(金額で5000億円)を上限に自社株買いを実施する。
これをどう考えるかですが、経営陣は、今期業績予想を悪材料と見ています。
なので、これを打ち消す意味で、自社株買いを決めているので、
プラスマイナスどっちが勝つか?ですが、どっちなんでしょうね。
前期の実績の為替レートが、@120円くらいだったとして(実際どうなんでしょうね)
@105になると、税前利益が36%減る。@1円あたり2%くらい。
為替レート1円の変動で、株価が2%くらい動く……というのは強引か。
自社株買いは、5000億円÷1億株=5000円
平均して、5000円で自社株買いをする用意がある。
逆に言うと、5000円割れにならないと自社株は買わないということかな?
そうなると株価は5000円まで下がる……というほど単純ではなく
為替が、急激に円高に向かってしまい、業績悪化が予想される場合でも
5000円であれば買い支えるという意味かなと。
5000円という計算を想定すること自体がサプライズかもしれませんね。