《独り言》
NTTデータが決算を公表しました。
一言でいうと、安定した業績が期待できるディフェンシブ株という印象です。
事業の特徴は次の通りです。
・国内事業:マイナンバー、フィンテックなどで堅調な業績が期待できる
・海外事業:展開しているが、現状は利益貢献は小さく円高でもそれほど業績に影響を与えない模様
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ポイントは以下の通り。
①決算は増収増益。
②業績予想は増収減益。
③配当は28/3月期が増配、29/3月期予想は据え置き。
④経営環境は以下の通り。
・公共・社会基盤
国家全体のIT戦略推進関連の新規ビジネスやマイナンバー活用ビジネス。
・金融
24時間/365日の決済システム対応、規制緩和やグローバル化対応、銀証連携ビジネス
・法人・ソリューション
IoT、決算手段の多様化、グローバル化など多様なニーズに対応。
・グローバル(営業利益28/3月期 9億円、29/3月期は20億円)
既存事業の成長とM&Aによる事業拡大。利益寄与度は少ない。
<決算概況>
27/3 28/3 29/3予想
営業収益 1,511,812 1,614,897 1,650,000(百万円)
営業利益 84,013 100,885 105,000
当期純利益 32,144 63,373 58,000
配当 60 70 70 (円)
<株価推移>
6カ月株価推移
2年間株価推移
(注)投資判断はご自身でお願いします。