円高一服でも6日続落

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちだった(DJIA +9.45 @17,660.71, NASDAQ -8.55
@4,717.09)。ドル円為替レートは107円台前半の円安方向へ動いた。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が993に対して、下落銘柄数は843となった。騰落レシオは84.815へ低下した。東証1部の売買代金は2兆2385億円。

米国株は高安まちまち、円相場は円安方向への動きだった。TOPIXも日経平均も先行して悪材料を織り込んで調整したので、悪材料が出尽くせば相場は持ち直すとの期待もあったが、小幅続落しこれで6日続落となった。

TOPIX -2
@1,298
日経平均 -41円
@16,107円

3月期決算企業の決算発表や4月の米雇用統計などの重要日程を控えて様子見気分が強まり、方向感の乏しい展開となった。約1年半ぶりに105円/US$台を付けた連休中の円高・ドル安は投資家の企業業績見通しに暗い影を落としている。2017年3月期決算見通しでは、実勢より円安の110円/US$、125円/ユーロで想定為替レートを設定している企業が多い。足元の円相場の水準が続けば、業績の下振れリスクが強く意識される。したがって、日銀の追加金融緩和、政府の財政出動等のカンフル剤が今後もなければ、たとえ円高一服となっても輸出関連株を買い戻す動きは限定的となりそうだと考える。

33業種中23業種が下げた。下落率トップ5は、鉄鋼(1位)、証券(2位)、海運(3位)、非鉄金属(4位)、石油・石炭(5位)となった。


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