《独り言》
野村HDが決算を公表しました。
印象は買い材料と売り材料が交錯しており、投資判断は難しい。
買い材料は自社株買い。
売り材料はネガティブな市場環境と減配。
業績が悪化、減配を決定した状態で自社株買い200億円を発表。
マーケットが自社株買いを予想していなくサプライズとなった場合、株価は上昇する可能性がある。
明日の寄付きが注目される。
<決算概要>
①1-3月期において税前の損益状態は49億円の税前損失。
人員削減に伴う退職関連費用が160億円弱計上されたことが主因。
営業部門、アセットマネジメント部門、ホールセール部門において減益傾向は続く。
②セグメント別
営業部門:市況悪化の影響を受けて売買減速
アセットマネジメント部門:市場要因による運用資産残高の減少
ホールセール:債券市場の混乱を主因に収益減少
③配当
26年度第2四半期末 6円 第4四半期末 13円 年間 19円
27年度第2四半期末 10円 第4四半期末 3円 年間 13円
6カ月株価推移
2年間株価推移
(注)投資判断はご自身でお願いします。