原油相場(WTI)が強く下げ渋り、昨日の米国株式相場は大きく上昇した(DJIA +106.70 @18,004.16, NASDAQ +21.80
@4,960.02)。ドル円為替レートは109円台前半の円安方向へ動いた。 これらを受けて、本日の日本株全般は大きく反発した。騰落レシオは95.59%。東証1部の売買代金は2兆863億円。
米国株高と円安を好感して、TOPIXも日経平均も大幅反発し、昨日の下げを帳消しにした。短期間で上にも下にも大きく振れ、方向感がはっきりしない。今日のところは、短期の投機筋が空売りしてきた銘柄が反発するリターンリバーサルに過ぎないという冷めた見方もできる。
TOPIX
+43 @1,363
日経平均 +598円
@16,874円
日本株全体は相変わらず原油相場、円相場、中国経済の動向に振り回されている。ドーハ産油国会議をイランが欠席したことが原因で物別れに終わり、原油相場を急落させたが、昨日のNY原油相場は明確に下げ渋りを示した。円相場は日銀の黒田総裁が追加金融緩和を示唆しており、さらにFRBが6月には利上げに踏み切るのではないかという見通しもあり、投機筋が深追いしてまで円売りを仕掛けにくくなっている。
33業種すべてが上げた。上昇率トップ5は、銀行(1位)、海運(2位)、保険(3位)、非鉄金属(4位)、電機機器(5位)となった。