ご存知ブラックロックは、世界最大規模の資産運用会社で
運用規模はおよそ530兆円と見込まれています。
同社はアベノミクス相場が一定の成果を見せ始めた2014年から日本株投資を強化し
2015年末時点に於ける日本株の時価総額は10兆円に達していた様で
そのうち、およそ4兆7900億円は62社に対する5%以上の大量保有分でした。
そのブラックロックがアベノミクスに失望し
今年に入り日本株をアンダーウィトと位置付け、ポジション調整に乗り出しているとのこと。
既にクレディ・スイスやシティGPも日本株の見通しを引き下げており
1月から続いている海外勢の売り越しは、もう暫く止まりそうにありません。
<詳細はこちら>
http://www.mag2.com/p/money/9982
<2015年度、ブラックロックが5%以上の株式を保有していた銘柄>
http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201601020019
*直近の保有株式数と比較してみて下さい。
<ブラックロックの大量保有報告書>
http://toushi.kankei.me/c/1784
但し、日本株のポジション調整を行う意味は、銘柄の入れ替えも含まれていると思われ
数兆円の売り物が一斉に湧いて来る訳ではありません。
また、わざわざ叩き売りすることも無い筈ですから
恐らく「クジラ」の買いに売りをぶつけて来る可能性が高いと思われます。
因みにGPIFの前年度収支報告は参院選の直前に行われますが(赤字なので早めに公表出来ない?)
少なくとも昨年7~9月期と今年1~3月期の収支は
合わせて10兆円前後のマイナスが予想されます。
つまり、今後もGPIFの懐は海外勢に狙われていることになり
余程上手く立ち回らない限り、今年度もマイナス収支になる可能性は否めません。
「景気は冷え込んだまま「財政生再建のメドは全く立たない」「株価は下がる」
おまけに年金基金の資金(国民の資産)まで海外勢にくれてやるくらいなら
「いっそ東京市場なんて閉鎖してしまえば?」なんて気持ちにもなりますよね (*'へ'*)ぷんぷん