毎回衆参選挙が行われると、必ず選挙関連銘柄が買われます。
今年の参院選は、早くて7月10日だと言われていますから
「上手く立ち回って一稼ぎ!」と考えておられる方も多いと思います。
そこで過去のパターンを参考に、買い時と売り時をチェックしてみました。
その結果、関連銘柄の株価が動意付くのは投票日の約1ヶ月前で
株価のピークは同じく3週間程度前だということが分かりました。
つまり、投票日が7月10日の場合、5月下旬~6月初旬までに仕込み
6月20日前後に利確するのが最も効率が良い様な気がします。
無論銘柄によって人気に差があるため、一概には言えませんが
全体的な傾向から大幅にズレることはないと考えています。
ところでご存知の様に、今回の選挙から有権者の年齢が18歳までになります。
18~19歳の有権者数はおよそ240万人ですが
候補者を選ぶ際の情報入手にネット(スマホ)は欠かせません。
しかも近い将来、ネットで投票する時代が訪れるのは間違いないことから
株式市場では「ネット選挙関連銘柄」が益々注目されるのではないでしょうか。
また今回の選挙では、多くの人が集まる場所(駅前・ショッピングモール等)や
学内に投票所を設ける案も検討されており
実現すれば、有権者の参画意識や、ネットを介した情報収集のニーズも高まると思われます。
<ネット選挙関連銘柄> (東一 ➡ 東二 ➡ JQ ➡ 東マ の順)
(赤色は選挙権が18歳まで拡大されることで注目されそうな銘柄)
(紫色は物色される傾向が特に強い銘柄 ➡ 但し経験則+私見で判断しています)
4326 インテージH.D(東一)マーケティング支援事業大手。ネットリサーチ
スマホへのレコーディングリサーチ、郵送での意識調査
4708 りらいあコミュニケーションズ(東一)マーケティングサービス(世論調査)
9715 トランスコスモス(東一)コールセンター事業、WEBマーケティングサービス(世論調査)
収集したデータを分析するアナリティクスサービス
3919 パイプドH.D(東一)WEB選挙システム(ネット投票、AKB48選抜総選挙で実績あり)
9468 カドカワ(東一)党首討論生放送、世論調査
2449 プラップジャパン(JQ)ネット上でのPR活動を支援
4819 デジタルガレージ(JQ)ネットマーケティング(Twitter社と業務提携)
4689 ヤフー(東一)
4751 サイバーエージェント(東一)
2461 ファンコミニュケーションズ(東一)
2389 オプトH.D(東一)
2433 博報堂DY(東一)
9449 GMOインターネット(東一)
4293 セプテーニH.D(JQ)政党・選挙候補者向けのFacebookページ制作
及び運用支援パッケージサービス
2122 インタースペース(東マ)
2489 アドウェイズ(東マ)
3680 ホットリンク(東マ)
4281 DAC(JQ)
4308 Jストリーム(東マ)ネットライブ中継、オンデマンド放送
4824 メディアシーク(東マ)
6050 イー・ガーディアン(東マ)
2130 メンバーズ(名証)
3775 ガイアックス(名証)
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<ネット関連以外の注目銘柄>
7521 ムサシ(JQ)選挙関連ど真ん中銘柄。投票用紙読み取り分類機、計算機、交付機
投開票業務管理ソフトなど選挙の必需品を全て取り扱う
6457 グローリー(東一)投票用紙分類機、投票用紙自動交付機、投票用紙計数機
3955 イムラ封筒(東二)窓封筒で高シェア、衆・参議院選挙の際は必ず物色される銘柄
2481 タウンニュース社(JQ)
(ご注意)
株価が動意付いてからピークを迎えるまでの期間は、経験的に概ね一週間前後ですが
動意付くタイミングは銘柄によって異なりますので
売買を考えて居られる方は、必ず銘柄ごとに過去のチャートを予めご確認下さい。