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ゴミの行方

こんにちは。
 
昨日は新しい発光体を利用した白色LEDを製造する会社をご紹介いたしました。そこからは日本のモノづくりのレベルの高さがうかがえると思います。しかしモノを作れば必ずゴミが出る。そのゴミの行方は…
ということから本日は廃棄物処理業界の会社をご紹介したいと思います。株式会社ダイセキです。
 
「限られた資源を活かして使う」を理念に掲げるダイセキは、ただ廃棄物処理をするだけではありません。
ダイセキは多くの自治体から産業廃棄物処理業の許認可を受けて中間処理を行っています。基本的に中間処理というと、廃棄物を最終処分場に埋め立てるためにもっていく前処理の意味で、その主眼は減量することにおかれています。一方のダイセキは、廃棄物を減らすだけでなく、燃料化やリサイクル原料として再資源化することを「中間処理」として考えています。面白いことにダイセキは焼却炉も埋立処分場も持っていないそうです。
その中でも得意なことは廃油や廃水などの液状系廃棄物処理です。なぜなら菜種油の精製業として創業し、石油精製業として蓄積してきた技術を活かして廃油を燃料として再生する事業からスタートしたからです。そのほかに汚泥処理も行っています。廃油処理で発生した水分や汚泥はそれぞれ廃水処理と汚泥処理に再びかけられます。廃水処理で発生した油分は再び廃油処理にかけられます。もちろん汚泥処理で発生した水分も再び廃水処理にかけられます。このようにしてできる限りリサイクルしている結果、リサイクル率はおよそ90パーセントにのぼるそうです。
そのほかにも廃棄物成分分析、環境分析、廃棄企業へのコンサルティング、リサイクル技術の研究開発なども行っており、「リサイクルのスペシャリスト」として企業活動を行っています。
 
今後の世界では個人や政府、企業が一体となって循環型社会を目指す必要がありそうです。
 
 
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