1日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに急反落。大引けは前日比282円22銭(2.11%)安の1万3094円59銭だった。国内外の景況感の悪化や企業業績の先行き懸念を背景に売りが膨らんだ。三井住友FGなど大手銀行株が急落し、商社株をはじめとする資源関連株も売られた。不動産株、建設株の下げも目立った。NECは一時、値幅制限の下限(ストップ安)まで下げた。東証株価指数(TOPIX)も大幅安。
7月31日発表の4―6月期の米国内総生産(GDP)速報値は、実質で前年同期比年率1.9%増と市場予想(2.3%増)を下回り、米景気の先行きとともに国内景気への悪影響への懸念が強まった。1日発表の7月米雇用統計への警戒も重しになった。


