でも、下げ相場の前に既に買っちゃってる場合。あるいは、下がったと思って買ったら更に下がった場合…いったい手許の株をどうすればいい?
そんなとき、私はテンプルトンの次の言葉を思い出します。
持ち株が暴落した時、もし「この相場で買いたかった!」と思うなら、売るのはおよしなさい。その株は今買ったと思って持ってたほうがいい。
暴落相場に入ったら一刻も早く逃げるか、握力勝負かのいずれかです。もし買う前に熟考し、将来を信じるに価する銘柄を選んでれば、暴落時も慌てず騒がず数年単位の握力勝負ができますし、買い増すこともできます。それこそが長期投資の真髄であり強みなのです。
いつの時代も、資産を築いたのは「不人気のときに買い続け、人気が出るまで黙って保有した者」ということを肝に銘じなければいけません。