みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。
●トヨタ自動車
強い企業、素晴らしい企業であることは言うまでもありません。
ただ、しばらくは雌伏期であるとも思います。
稼ぎ頭となった米国も、米国進出はむしろ後発でした。
それでも、これだけの規模に成長させた。
数年後、新興国でも同様に
牙城を築くことができる可能性が高まってくるのであれば、
そのとき、トヨタ自動車への投資は
最高のリターンを生み出すことになるのではないか、と考えています。
●それでは、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している
「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。
本日もよろしくお願い申し上げます。
※本資料の利用については、必ずプロフィール画面の
重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上、ご利用ください。
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【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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1.「景気は後退局面」で一致
2.トヨタ系、軒並み不振
3.ちゃらちゃらしてはいけない
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1.「景気は後退局面」で一致
(出所)2008年7月31日付日本経済新聞朝刊3面
●エコノミストに緊急調査
●半数が景気回復時期は来年夏以降と答える
●投資家はどう行動すればいいのか?
2002年2月から続いていた景気回復が途切れ、
後退局面に入ったとの観測が広がってきた。
経済産業省が30日発表した4-6月期の鉱工業生産指数が
ニ・四半期連続の前期比マイナスとなり、
景気後退のサインと受け止められている。
過去30年ではニ・四半期以上続けてマイナスになると
例外なく景気後退に入っている。
その状況を受け、日本経済新聞社が民間エコノミスト10人に緊急調査、
全員が「すでに後退局面に入った」と回答している。
では、一体いつになったら回復するのか。
エコノミスト10人も回復時期については見方が割れた。
最も早い「今年12月ごろ」と答えたエコノミストがいる一方で、
「09年7月」、「09年10月以降」と答えたエコノミストが
半数の5人にのぼったようだ。
仮にこれらの仮説が正しいとすれば、
株価上昇は、2010年まで待たなくてはいけなくなる。
それどころか、現在は株式投資をしてはいけないだろう。
2002年2月に景気回復が始まっていたときでも、
株価は大きく下落していった。
株価は2003年4月に7,000円台にまで突入したからだ。
今回はどうしたらいいのだろうか?
私は、景気が後退局面に入ったという認識が強まってきたからこそ
逆にチャンスが増してきていると考えている。
今年はボックス相場の可能性が高いため、
騰落レシオ等をみながら機動的に売買をする。
そして、今年末から春先にかけて、次なる大相場の準備をする。
自分なりのストーリーを持つことが、今まで以上に重要になってきている。
2.トヨタ系、軒並み不振
(出所)2008年7月31日付日本経済新聞朝刊9面
●トヨタ系、5社が最終減益
●本体の伸び悩み影響
●トヨタですら厳しい、という考え方の誤解
トヨタ自動車の販売伸び悩みがグループ企業の業績に影響を広げている。
いよいよ、日本経済新聞を始め、
マスコミ各社がトヨタ自動車が曲がり角に来ていることを書き始めた。
私は、今から1年前の当メールマガジンで、
下記のようにトヨタ自動車への違和感を書いた。
●しかし、最近のマスコミを中心とした「トヨタ自動車礼讃」はどうか。
今回の記事も「世界一が近づいた今も、死角は見えてこない」と
締めくくられていることが象徴的だろう。
それは、トヨタ自動車は世界に冠たる企業としての
「懐の深さ」をあまり感じないからだ。
また、これだけトヨタ礼讃が続けば、
かつての厳しい時代を経てきた古参の社員は別にして、
一般社員に危機感は醸成されにくくなるのではないだろうか。
このままでいいのだ、と思いやすくなるだろう。
かつて1950年代にはトヨタ自動車をもじって
「TOY AUTO(おもちゃの自動車)」と揶揄された時代があった。
今のトヨタ自動車にそのときの世界と戦う気概を持てというのも無理な話。
それでも続く、マスコミのトヨタ礼讃には
注意が必要な時期が来ているような気がしてならない。(2007年7月18日付)
トヨタ自動車は大変魅力ある企業だと思う。
しかし、学びの多い企業であることと、
投資対象として魅力があるかどうかは話は別だ。
これから闘いの中心となる新興国市場では、
トヨタ自動車は世界企業に比べ、出遅れている。
トヨタ自動車への投資を検討するのは、もう少し先になる。
3.ちゃらちゃらしてはいけない
(出所)2008年7月31日付日本経済新聞朝刊9面
●ちゃらちゃらしてはいけない、という言葉の解釈は千差万別
●反省しているような「ふり」をする傍観者
●社員、部下は反乱せず、しらけているだけ
「ちゃらちゃらしてはいけない」
ソニーの中鉢良治社長は社内をこう戒めている。
29日に発表した08年4-6月期連結純利益は
前年同期比47%減。86%増益だった松下電器産業とは対照的だ。
翌30日開いた社内の会合では
「様々な要素はあるが、利益面で競合他社に負けたのは事実。
皆さんは悔しくないのか」と反省を求めたよう。
これは運用でも同じことが言える。
投資を続けていると不振なときが必ずある。
その不振なときは、えてして株式市場が軟調である場合が多い。
そしてふと、とある先輩に「笑うな」と言われたことを思い出した。
株式市場が軟調な中、笑っているのは不謹慎、
ちゃらちゃらするな、というわけだ。
しかし、これは明らかに間違っている。
株価が上がる下がるというのは時のタイミングによって起こるもの。
そんな株式市場が気まぐれに動く場面で、
どうして感情までをコントロールしなければならないのか。
株価が下がれば悔しがり、上がれば喜ぶ。
そして、成功していれば、成功体験を積み重ね、
失敗をすれば、反省する。
もちろんチームのメンバーと話をすれば笑いも起こるだろう。
強いチームは、どんなときでも強い精神を持っている。
だから笑いが絶えない。
ちゃらちゃらしてはいけない、という言葉をはきちがえると、
チームはモチベーションを落とし、クリエイティブな精神が失われていく。
調子が悪いときこそ、笑い、そして、遊ぶ。
そして、今まで以上に取材をし、分析する。
投資は自己との戦い。市場に翻弄されてはいけない。
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( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
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