相場でついマイルールを破って失敗したり、
せっかく赴いた飲み屋で誰それさんから嫌みなことをされたりして、
頭に血が登ったとき。
そーいうイヤなことを、とにかく忘れたい。
そー思って、買いだめしておいた小説の一冊を開いてみた。
別に小説でなくても、エッセーでも詩集でも研究ものでも何でもいい。
書籍を開くだけで、
そして、その書かれている話に熱中するだけで、
さっき生じたイヤなことが、たちまち雲散霧消していってくれる。
そーいう素晴らしい力が書籍には込められていると、
たった今、改めて知った。