反社会勢力(ハッキリ言って暴力団)と深く関わっていた東証一部上場の「王将フード」、01年3月期に会社は452億円の有利子負債を抱え、一時は倒産の危機に陥っていた。
◇不適切な取引で200億円が社外に流出
例えば、王将フードは95年4月、A氏が経営する会社からハワイの高級住宅地に建つ邸宅と土地を18億2900万円で購入した。購入に関する取締役会の議決はあるものの、購入理由は記載されず、経緯や経済合理性は明らかにされなかった。
98年4~9月にかけては、王将フードが子会社を通じて、A氏関係会社に計185億円を貸し付けた。約95億円は返済されたが、05年には貸金残高約40億円を債権放棄した。
さらに、00年8月には、同じくA氏の関係会社から、福岡市中央区の9階建てオフィスビルを12億3700万円で購入。02年3月、A氏関係の別の会社に5億2000万円で売却している。
結局、A氏の複数の関係会社との取引総額は、分かっているだけで約260億円に達し、うち200億円が流出して、今も170億円あまりが回収できていないという。
40億円もの巨額な金を債権放棄してくれるとは「王将」って気前のいい会社なんだね。
12億3700万で買い上げてくれたビルを1年半後に半金以下の5億2千万で売ってくれるってね。
その差額7億1700万円は1年半の間のお手当だった訳か。これは商取引を装った犯罪だよ。
暴力団との関係は今まで続いていたと言う。しかも関係した役員はダンマリで第3者委員会の聴取にも応じていないと言う。こんな会社が一部上場で許されるのか?