FOMCを控えて動きが鈍い

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA + 22.40 @17,251.53, NASDAQ -21.61
@4,728.67)。ドル円為替レートは113円台前半で昨日とほぼ変わらず。本日の日本株全般は続落した。東証1部では、上昇銘柄数が486に対して、下落銘柄数は1,340となった。騰落レシオは114.67%へ上昇した。東証1部の売買代金は1兆9118億円と減少し、2兆円を割り込んだ。

FOMCの結果発表を控えて米国株式市場で投資家が慎重な姿勢を取ったため、米国株式相場は高安まちまちとなった。これを受けて、東京市場でも積極的な売買を手がけ難くく持ち高を調整する動きが中心だった。日銀の黒田東彦総裁が16日の衆院財務金融委員会で、マイナス0.50%までの金利引き下げ余地を肯定したと受け止められ、金融機関の業績悪化を懸念して銀行株や証券株、保険株が売られた。

TOPIX
-12 @1,361
日経平均 -143円
@16,974円

3月15日現在のPERは14.6倍だが、例えば、株主の期待収益率rを8%、期待成長率gを1.4%とすると、PERは15.15倍になる。3月15日現在の予想EPSは1,172円なので、増益率を5%とするとEPSは1,231円となる。PERが現在と同じ14.6倍なら日経平均は17,973円になり、PERが15倍なら日経平均は18,465円となる。来年4月の消費税率10%への引きげの延期、夏の参議院選挙に向けた大規模な財政出動でもなければ、それ以上の反発は期待し難いか?

33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、銀行(1位)、鉄鋼(2位)、証券(3位)、保険(4位)、海運(5位)となった。


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