『X-ファイル』出演者のその後

adveeさん

今年初めに全米で新シーズンが放送され、3月11日(金)には過去の全シーズンと2本の映画版が全部収録されたブルーレイBOXがリリースされた『X-ファイル』。1993年の放送開始以来、世界中で愛され続けている同シリーズのキャストがその後どうしているのかを紹介したい。第2回は、印象的なサブキャラクターを演じたキャストたち。

■ジェリー・ハーデン(ディープ・スロート役)
モルダーの情報源"ディープ・スロート"を演じたハーデンは、150本以上の作品に出演している大ベテラン。以降は、トム・ハンクスが製作総指揮を手掛けたドラマ『人類、月に立つ』や『メルローズ・プレイス』『スタートレック』『NIP/TUCK マイアミ整形外科医』『女検死医ジョーダン』『コールドケース』に登場。映画でも、ウーピー・ゴールドバーグ主演の『ゴースト・オブ・ミシシッピ』、ヴィゴ・モーテンセン主演の『オーシャン・オブ・ファイヤー』、アイス・キューブ主演の『ボクらのママに近づくな!』などで名バイプレーヤーを務めている。80代になっても現役で、2014年には『ザ・ミドル ~中流家庭のフツーの幸せ』にゲスト出演していた。

■ニコラス・レア(アレックス・クライチェック役)
シーズン2からモルダーの相棒として加わり、数々の悪事を行うクライチェックに扮したニコラス。『狼たちの挽歌』のジョン・ウーが手掛けたTVシリーズ『狼たちの絆』や、『カイルXY』でレギュラーを務めた。ゲスト参加したのは『CSI:科学捜査班』『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』『ワンス・アポン・ア・タイム』『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル シーズン11』『コンティニアム CPS特捜班』『WITHOUT A TRACE』『THE KILLING/キリング』『ARROW/アロー』など。映画ではアクションサスペンス『バーティカル・リミット』、ジェイソン・ステイサム共演の『カオス』、ピアース・ブロスナン共演の『マリオネット・ゲーム』などに出演。香港・カナダ合作のロマコメ『ランチ・ウィズ・チャールズ』では出演のほかに製作総指揮も務めた。

■トム・ブレイドウッド(メルビン・フロヒキー役)
モルダーの旧友であるローン・ガンメンの一人、メルビンを演じたトム。スピンオフ『ローン・ガンメン』にも同役で出演したが、もともとは俳優ではなくスタッフであり、『X-ファイル』にもアシスタント・ディレクターとして50話以上に携わるなど、主に裏方として活動。ブラックセイルズ シーズン2クリス・カーターが新たに制作した『ミレニアム』にもスタッフとして参加していた。カナダのミステリードラマ『Da Vinci's Inquest(原題)』ではプロデュース、監督も担当。さらに脚本や作曲、美術などを手掛けている。

■ブルース・ハーウッド(ジョン・フィッツジェラルド・バイヤーズ役)
トムと同じく、『X-ファイル』でローン・ガンメンの一人、ジョンを演じると、スピンオフ『ローン・ガンメン』にも同役で出演していたブルース。以降は『ヤング・スーパーマン』『デッド・ゾーン』『ENDGAME ~天才バラガンの推理ゲーム』SUPERNATURAL シーズン11『THE FLASH/フラッシュ』『新アウター・リミッツ』『スターゲイトSG-1』『スティーヴン・キングのキングダム・ホスピタル』『Lの世界』などでゲストを務めた。映画ではクライムスリラー『バッド・スパイラル 運命の罠』やアシュトン・カッチャー主演の『ラブ・クライム』で姿を見せている。

■ディーン・ハグランド(リチャード・ラングリー役)
トム、ブルースと同じく、『X-ファイル』でローン・ガンメンの一人、リチャードを演じると、スピンオフ『ローン・ガンメン』にも同役で出演していたディーン。『ロボコップ』のTVシリーズやパット・モリタ共演の『Rice Girl(原題)』などいくつものドラマや映画に登場しているが、ゲスト出演した『BONES』以外、ほとんどが日本未公開。クライムコメディ映画『The Lady Killers(原題)』では出演のほか製作も務めた。

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