ECBの追加緩和。ほぼ満額回答だが、、投資戦略

アルメイダ☆さん
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ECBの追加緩和の際に、ドラギ総裁はこれ以上の緩和は想定していないとの発言を加えた。
これは混乱が生じることになった。ユーロ高を招き、同時にドルと比べると相対的に円も買われた。緩和だけを見るとマイナス金利をさらにつける際に、日本やスイスのように段階的な金利を設定しなかった。が、それ以外は質、量ともに期待通りの緩和だったはず。

今回、発表日の木曜の欧州は下がったために金曜の日経も150円ほど安く始まった。
相場の転換点は非常に読みにくいのだが、今回の金曜寄り付きは非常にチャンスに思えた。
来週の日銀が期待されていない中で、一時的な混乱で下から始まるならば、中期的に購入を考える人にとっては数少ないチャンスか?
理由は、アメリカの経済指標が好調なのが確認されつつあるので年2回の利上げを想定するアナリストが増えている。
また、原油に底打ちの兆候が見られることが挙げられる。

逆に懸念なのは円高による株安。これからも円高に進むと見るならば、世界的にリスクオンとなっても日本の市場はアンダーパフォームし続ける。

私が最近の相場で分からないのは、原油は底から30%近くを戻しているのに、円高が是正されないことだ。
また、アメリカの経済指標を見ていると、マイナス金利の導入や今年の利上げ無しというのは考えづらい。
日本もECBに続き緩和はあり得る。ただ、時期は6月が有力なので、
今年のポジションを建てるタイミングは今とそれを除けば6月の日銀緩和、アメリカ大統領選挙、日本の参院選挙後辺りだろうか。

さて投資の話になるが今年のテーマはブロックチェーンやビットコイン、フィンテック。そしてVR関連が注目されている。
気を付けなければならないのは、増資が大好きな企業や、財務がよろしくない企業がこれらの関連に参入すると発表し、それに投資家が良く調べもせず飛び付くことだと思う。
かつて、そのような企業たちはLED関連に参入してみたり、介護に参入してみたりして増資してきた。
最近だと株主割当増資が良い増資などと言われた時期もあって、多くの財務に傷がある会社が群がった。
歴史は繰り返されるだろう。

値幅率を狙うイナゴにとっては面白みにかけるのだろうが、テーマ関連銘柄を弄る際は、株主資本が厚く、財務が比較的良好で買収や出資意欲がある企業に投資する方が、リスクは圧倒的に少ない。
もし仮にテーマから資金が逃げても、本来の事業が割高じゃなければ大きな損失にはならない可能性が高い。
空売る際には逆に時価総額の低い企業は急騰リスクがあり注意だろう。
今回のVR関連のアプリ開発で物色で(単なる仕手かもしれないが)モブキャストがストップ高した。
私は元々、モブキャストを割高な財務から空売りしていた為に損失拡大となった。
そもそも日経16000辺りから強気な買いでポジションを組んでいたのと、CFD金の利益があるので空売りの踏み上げで慌てる必要は無いが、テーマ内で買い銘柄を持つ必要は出てきたかもしれない。
もしくは損切るのも手か。

個人的にやっと強気に買える相場になってきたと思っているので、分散投資出来る銘柄を今日は1日かけてピックアップしていた。
(作業をしていてモブキャストの暴騰に気づかなかった)

今回からはPERとPBRよりも、低EV/EBITDA取り入れて投資をしてみる予定。
今まで、EV/EBITDAは気にしたことが無かったので結果はどうなるか分からない。私が今までの割安という物指しより良いパフォーマンスを上げられれば嬉しいのだが。
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