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投資顧問3万円情報6432竹内製作所
6432 竹内製作所 3~4週間で2倍狙い銘柄
オーバーシュート。誤解による低株価是正で水準大化け。民間住宅、都市土木工事向けのミニショベル、クローラーローダーなどが主力の建機中堅企業。資源、インフラ関連向けの中型~大型建機は扱いが少なく、海外販売比率の高さも特長のひとつ。米国の住宅着工の回復が牽引して、北米需要が伸びると期待できる。実際に足元の北米市場の販売も好調。
欧米で高シェア、品質の高さから「建機のベンツ」という称号や、「ベルリンの壁を壊すニュース映像を見ていたら、壁を壊していたのは同社の建機だった」という逸話がある。
15年2月期の本決算は、売上高698億円(前期比+30.4%)、営業利益105億円(+138.8%)、経常利益122億円(+89.3%)、純利益76.9億円(+66.4%)、1株当たり純利益157.0円(分割考慮後の数値)実績だった。極めて好調。
今期(16年2月期)の会社側の通期業績計画は、期中に上方修正発表されて、売上高820億円(前期比+17.3%)、営業利益145億円(+36.9%)、経常利益141億円(+15.1%)、純利益88億円(+14.4%)、1株当たり純利益179.6円見込みとする。想定為替レートはドル/円115円。好調の前期を上回る手堅い業績計画になっている。
直近の業績関連発表資料では1月13日の第3四半期決算がある。
売上高679億円(前年同期比+25.7%)、営業利益127億円(+59.9%)、経常利益128億円(+38.3%)、純利益80.3億円(+38.0%)、1株あたり純利益164.0円実績だった。
この3Q実績の通期計画に対する進捗率は、売上高で82.9%、営業利益で87.7%、イーブンペースは75%であるため、上振れ着地が期待できる高進捗になっていることがわかる。
一方、株価は昨年12月2日の高値(直近高値)2749円を付けたあと、全体相場の軟調に押されて中期下落トレンドをたどった。海外販売比率の高さのイメージから、業績懸念が先行、また建機メーカーであることから、中国関連銘柄との誤解もあって売られた。
直近安値は2月12日の1238円がある。実に12月2日高値からの下落率△55%にも達した。
一般的に下落率4割超で破綻企業を除き、上場銘柄はリバウンドの株価上昇に転じていくことが知られている(テクニカル要因の買いが入りやすくなるため)。
竹内製作所の業績ファンダメンタルズは株価推移と異なり良好であり、国内ではミニショベルや油圧ショベルの販売が好調でセグメント利益119億円(前年同期比+50.7%)、米国では油圧ショベルやクローラーローダーの販売が好調で、セグメント利益18.4億円(+22.2%)などとなっている。
前期の業績は国内販売の好調が支えるもので、為替要因で株価が上記のように下落する理由は見当たらない。
次いで中国関連銘柄との見方の誤解については、中国市場自体は縮小してセグメント売上6.6億円、セグメント損失△6.6億円と赤字を計上している。しかし、その絶対額が会社全体の販売チャネルに占める比率が1.1%程度に過ぎないため、中国経済の減速が同社株価を押し下げる理由は見当たらない。
そうした誤解と株価の動きを考慮すると、現状株価の下げ過ぎは実態と乖離した市場の間違いの可能性が高い。
前期の市場コンセンサス(2月25日時点)を確認すると、売上高847億円(前期比+21.2%)、経常利益157億円(+28.7%)、純利益100億円(+30.1%)、1株あたり純利益204.3円予想、会社計画を上回る見方で、3Q実績などからは市場コンセンサス寄りの着地が期待できる。
前期の業績予想での利益水準から、当面の株価評価は2200円付近での戻りが期待できる。さらに中長期(半年~1年間)の取組みでは2800円付近への高値戻りの確度は高いと考える。
買いメドは1490円前後まで。想定の取り組み期間は3-4週間程度。この場合の第1想定目標株価@2200円付近への戻りを期待。
中長期Holdでの第2想定目標株価@2800円付近への戻り高値になることを期待。
一方、損切りについては1235円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
なお、取得株価、想定目標株価、損切りラインなどは、あくまでも参考値としての目安記載であり、投資家個々にリスク許容度などトレードの感覚は異なるため、ご自身の取引ルールやご判断を優先することが大切である。
(09日終値@1451円に対する第1目標株価の想定上昇率+51.6%前後。第2目標株価の想定上昇率+92.9%前後)
誤解による低株価
是正で水準大化け
民間住宅、都市土木工事向けのミニショベル、クローラーローダーなどが主力の建機中堅企業。資源、インフラ関連向けの中型~大型建機は扱いが少なく、海外販売比率の高さも特長のひとつ。米国の住宅着工の回復が牽引して、北米需要が伸びると期待できる。実際に足元の北米市場の販売も好調。
欧米で高シェア、品質の高さから「建機のベンツ」という称号や、「ベルリンの壁を壊すニュース映像を見ていたら、壁を壊していたのは同社の建機だった」という逸話がある。
15年2月期の本決算は、売上高698億円(前期比+30.4%)、営業利益105億円(+138.8%)、経常利益122億円(+89.3%)、純利益76.9億円(+66.4%)、1株当たり純利益157.0円(分割考慮後の数値)実績だった。極めて好調。
今期(16年2月期)の会社側の通期業績計画は、期中に上方修正発表されて、売上高820億円(前期比+17.3%)、営業利益145億円(+36.9%)、経常利益141億円(+15.1%)、純利益88億円(+14.4%)、1株当たり純利益179.6円見込みとする。想定為替レートはドル/円115円。好調の前期を上回る手堅い業績計画になっている。
直近の業績関連発表資料では1月13日の第3四半期決算がある。
売上高679億円(前年同期比+25.7%)、営業利益127億円(+59.9%)、経常利益128億円(+38.3%)、純利益80.3億円(+38.0%)、1株あたり純利益164.0円実績だった。
この3Q実績の通期計画に対する進捗率は、売上高で82.9%、営業利益で87.7%、イーブンペースは75%であるため、上振れ着地が期待できる高進捗になっていることがわかる。
一方、株価は昨年12月2日の高値(直近高値)2749円を付けたあと、全体相場の軟調に押されて中期下落トレンドをたどった。海外販売比率の高さのイメージから、業績懸念が先行、また建機メーカーであることから、中国関連銘柄との誤解もあって売られた。
直近安値は2月12日の1238円がある。実に12月2日高値からの下落率△55%にも達した。
一般的に下落率4割超で破綻企業を除き、上場銘柄はリバウンドの株価上昇に転じていくことが知られている(テクニカル要因の買いが入りやすくなるため)。
竹内製作所の業績ファンダメンタルズは株価推移と異なり良好であり、国内ではミニショベルや油圧ショベルの販売が好調でセグメント利益119億円(前年同期比+50.7%)、米国では油圧ショベルやクローラーローダーの販売が好調で、セグメント利益18.4億円(+22.2%)などとなっている。
前期の業績は国内販売の好調が支えるもので、為替要因で株価が上記のように下落する理由は見当たらない。
次いで中国関連銘柄との見方の誤解については、中国市場自体は縮小してセグメント売上6.6億円、セグメント損失△6.6億円と赤字を計上している。しかし、その絶対額が会社全体の販売チャネルに占める比率が1.1%程度に過ぎないため、中国経済の減速が同社株価を押し下げる理由は見当たらない。
そうした誤解と株価の動きを考慮すると、現状株価の下げ過ぎは実態と乖離した市場の間違いの可能性が高い。
前期の市場コンセンサス(2月25日時点)を確認すると、売上高847億円(前期比+21.2%)、経常利益157億円(+28.7%)、純利益100億円(+30.1%)、1株あたり純利益204.3円予想、会社計画を上回る見方で、3Q実績などからは市場コンセンサス寄りの着地が期待できる。
前期の業績予想での利益水準から、当面の株価評価は2200円付近での戻りが期待できる。さらに中長期(半年~1年間)の取組みでは2800円付近への高値戻りの確度は高いと考える。
買いメドは1490円前後まで。想定の取り組み期間は3-4週間程度。この場合の第1想定目標株価@2200円付近への戻りを期待。
中長期Holdでの第2想定目標株価@2800円付近への戻り高値になることを期待。
一方、損切りについては1235円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
なお、取得株価、想定目標株価、損切りラインなどは、あくまでも参考値としての目安記載であり、投資家個々にリスク許容度などトレードの感覚は異なるため、ご自身の取引ルールやご判断を優先することが大切である。
(09日終値@1451円に対する第1目標株価の想定上昇率+51.6%前後。第2目標株価の想定上昇率+92.9%前後)
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