昨日発表された中国の2月度貿易収支は、輸出が過去6年余りで最大の落ち込みとなりました。
これを受け、原油価格が4%以上下落、為替市場ではリスクオフの円買いが進んでいます。
http://jp.reuters.com/article/ny-forex-idJPKCN0WA2Q8
<中国2月貿易収支>
1月結果 +632.9億USD
2月予想 +510.0億USD
2月結果 +325.9億USD
中国の経済指標は、今後も世界の株価を下押しする要因になり兼ねません。
また明日10日に開かれるECB理事会で、追加緩和が実施される可能性はありますが
前回は期待を裏切られ、株価急落の原因になった経緯があるので要注意だと思います。
[ブルームバーグ]
8日の金融市場では世界的に株価が下落した。
この日発表された2月の中国の輸出統計で減少幅が拡大したことを受け、金属相場が下落し
7日まで5営業日続伸していた株価も反落した。
安全資産の需要拡大に伴い、米国債と円、日本国債が上げた。
銀行株と商品関連銘柄がS&P500種株価指数の下げを主導した。
ダウ工業株30種平均は早い段階の下落幅を縮小できなかった。
ゴールドマン・サックスGPが品相場の反発は失速するとの見通しを示したことが材料視され
ニッケルが工業用金属の売りを促し、鉄鉱石が値を下げた。
日本国債の相場が上昇して利回りが過去最低水準を更新したことで、米国債と欧州債も買われた。
円は主要31通貨中30通貨に対し上昇した。金は下落。





