今まで30ドル切って慌てたのですが36ドルで安心してはダメですよ。年初来の外国人による日本株売りには産油国のSWFによる換金売りが相当含まれている事を想定すべきです。外人部隊は2015年11月第4週~2月第3週の間に5兆1946億円売り越しました。2015年夏から秋にかけての売りは8月第2週~9月第5週の間に7兆803億円の売り越しでした。第1波+第2波=12兆2749億円と云う大量の売り越しです。
アベノミクス全盛期2013年の外人部隊は15兆6701億円の大幅買い越しでした。日経平均株価も当然2万円越えました。しかし8割方手仕舞いした計算です。当然株価も6000円近く下げました。
産油国とすれば財政ひっ迫すれば今まで買っていた株を手仕舞い補填するしかないですよね。
仕方ない事です。1バーレル30ドル切るとやっていけない。まして世界的に景気が悪くなれば原油
輸入しなくなります。それにシェルガスを米国が安く売りましたのでこれもきついでしょうしね。
これほど原油安=株安になるとガソリン安くてうれしいなんて言えなくなる。
世界の株価が本格的な復活をするにはどうしても原油価格の底入れから高騰トレンドが確認されなければならない事となります。
日本株は14865円で一旦1番底付けてリバウンド相場に入ったようですがこれはテクニカル的で
世界情勢は何も変わっていない。また原油が下げれば更なる下げが心配されます。
政府が経済政策を打ってくれれば良くなるのですが何もしない。
今日1バーレル=36ドル付けたとの記事で暫らくは安泰のようですが・・・
なにしろ化石燃料使わない方向に世界が動いているのですから折に触れ不安は払しょくできませんね。2015年の12/4の裁定買い残のピークは3兆6306億円でしたが、外人部隊の売りが裁定解消売りを誘発し、約2か月半で半減したことになるので裁定動向からはボトムの気配が漂い始めたのは間違いない。よって日経平均の底入れは確実におきてはいます。
なお外国人の日本株売りは続いていますが2/12前後の「たたき売り」とは様相を異にし16300円以上での指し値売りに転換しています。
我々弱小投資家は逆張りで下値を丹念に拾う事を心掛け政府による更なる景気対策に期待してここを乗り切れば2万円~3万円の日経平均株価の頃には金持ち&大金持ちになれると思いますよ。
ディ&スイング、信用取引の人は小金持ちで終わりますがね。
参考程度にです。