ここで備忘録的に私なりの相場の考え方を書き出しておきます。
現在、市場の取引の7割程度はアルゴリズム取引と言われています。そういった市場
の中でいくらテクニカル分析を行っても、過去と現在の値決めの手法が違っている以上
足元の相場については無意味であると考えています。
次にPERについても、これだけ為替がブレていればハイベータ株である日本株にいいことは
ほとんどありません。輸出比率も高く1株利益の振れ幅も大きくなるため割安判断は16000円
近辺でも正直難しいです。
唯一このような相場で参考にできるのはPBRだと思います。企業業績も為替による減益は織り込んでも赤字までは考えていません。ただし一説には輸出企業の採算レートは99円とのことなので100円割ってくるとわかりませんが、円高もMAX105円で考えています。
そうなってくると、16000円台は1%強となりそこから下はミスプライスと考えてますので、そこを割り込むような暴落があってもあくまでも一時的な下げと考えてます。
今後、リスクオンに進むかどうかは、やはり原油と中国を筆頭に新興国為替の問題が大きく予断は許さない状況は続くと思います。ただしある程度のリスクオフになっても上記の理由よりPBR1倍程度のところには早晩戻ってくると思うので前回のブログで下値不安が無くなった、と判断しました。
結論〜中長期では買い場と判断しますが、セルサイドのアナリストほど楽観視はしていません