◎街角ウォッチング。inファミレス。
鹿児島市郊外の、というよりも田舎のファミレスで、ランチ390円にドリンクバーを頼んで、どうせのことだ、ご飯大盛り。しかしこのファミレスが、できて、真向いの「寅食堂」は、とうとう廃業しちゃったよな。オジサンとオバチャンが、ふたりでやってた食堂だったけど、チャンポンがすこぶる美味かった。それでも大資本には、かないませんて。
いまごろダルマ・ストーブに木製のテーブル。AMラヂオ。ご飯とチャンポンで、700円ぐらいぢゃ、価格も勝てぬ。
食事がすんでみたら、煙草が無性に吸いたくなったが、ライターの持ち合わせがなかったので、
カウンターでライターを買おうとしたら、100円のはずの、ライターが、165円ぐらひ。
ウエイトレスに「ゑらく高ひの」と皮肉をいふと、隣のローソンを指さして、「あそこには、まだ100円のがありますよ。」と言ふから、レストランをでて、となりのコンビニで108円のライターを買ってきてファミレスで吸った。しっかし、このコンビニのお蔭で、近くの雑貨屋兼八百屋の「長谷川商店」も廃業したよなぁ。
いまだスモーカーのかたには、ピンとくるだろうけど、アベノミックスで、脱デフレが言われるやふになった時、早速値上げしたのが、使い捨てライター。いま、コンビニに並んでいるのは、140円クラスが多し(その108円ライターは、かなり例外的)。感想は、「チャッカリしてるよなぁ。煙草のみの弱みをよーく知っている」。これを簡単に言ふと「煙草が止められなひ。すなはちライターもやめられない」。またその108円ライターって、着火回数が、だふもまえのライターに較べると、かなり少な目(ガスけちってるんぢやなひの)にかんぢる。
なに?ケチだ。デフレ・マインドだ?そんな馬鹿な!消耗品は、いや、耐久品も、すこしでも安い価格で求める・・・これが正直な消費者態度であるまひか。こればっかりは、オカミのいふことでも聞けません。ホントに聞けませんよ。それが証拠にコンビニのオーナー店主に訊けば、「そーかいさん、よそより、10円高いと知れたら、明日から、もふ誰も来ません」とのこと。
大体、いくら政府でも物価を定められる訳がなひ。むかし、日米の貿易摩擦が盛んだったころ、當時の中曽根首相は、「国民の皆様が一人当たり年間100ドル分、アメリカ製品を買って呉れたら、日米貿易摩擦は解消します。」とスピーチして、あぁ!なんて、総理は、經濟が分かっていなゐのだと財界人を嘆かせたさふだが、だふにも阿部政権にも、そのキライが現われだしてゐるのじゃなひか。
弥生みずのゑうま日 ほんまそうかい記