今週の月曜日辺りの雰囲気と金曜辺りの雰囲気では少し違った様子であった。原油絡みの見通しやG20への期待が週後半にかけて強くなり買い戻しの動きとなったようだ。
残念ながら金曜は寄付きから売られてしまったが、それでも1週間を通して日経16000円を維持し、更に次につながる動きとなった。
金曜日経終値16188円。
さて、前回の週末日記は忘れていて書かなかった。が、先々週の日記でソフトバンクが投資対象として面白いと書いた。そのすぐの月曜引けに自社株買いを発表して大きく上げた。タイミングを計っていた身としてはやられた感。
これには参ってしまい、慌てて火曜日は株をあまり見てられなかったので水曜寄付きから購入し始めた。
余力がそこまで無いので大きくは買えなかったが、他の主力級ほどのポジションは構築した。
売買はソフトバンクのみで、他は市場の落ち着きを見てから、ドル円や先物のロングをポジしたりも。
また、ゲームセクター決算を見て、見通しを以前より更にネガティブにみる事にした。このセクターはイナゴが集まりやすいので注意が必要だろう。が、決算を見る限りでは順当にいけば恐らく何社かは今年か来年までにはつぶれると思う。
空売りのヘッジとして、ここだけに頼るのは危険かもしれないが、分散ヘッジの候補としては面白いと思う。
次にシャープ。今週は鴻海に対する第三者割当を発表しておきながら、偶発債務を直前になって鴻海側に伝え、締結合意を延長されるというお笑いネタをやらかしてくれている。
実際には、鴻海の詰めが甘かったのが原因かもしれない(意図して隠ぺいしたものではない)のかもしれないが、倒産するかしないかのギリギリの交渉をしている企業とは思えないお粗末さだ。
前からここの経営陣には保身の事しか考えてないのでないか?という懸念もあり、投資対象とすると直前まで気が抜けないので、買いにしろ売りにしろ投資対象外としてきたが、今回ので改めてそれを強く思った。
こんな事態になるのであればデイトレですら危険と言える。木曜の14時付近からいきなりの特売りになっており、シャープを投資していた人は怒りがおさまらないだろう。
(1分足、5日チャート)金曜終値132円。クリックで拡大。
もし仮に、本当に鴻海が4800億超の第三者割当と優先株買い取りによって66%以上の支配となるが、普通株に関しては118円で割り当てになるというIRが出ていた。
まあ実際にどうなるのか分らないが、今回のゴタゴタが落ち着くと判断するならば、割り当て円未満で買っておくのも面白いのかもしれないが、いかんせんここの経営陣は信用できない。
ただ、革新機構との報道がクローズするとの報道もある中で民事再生や法的整理の可能性を考えると支援決定後に購入するかしないかを判断した方が良いだろう。それほどギャンブル性の強いと言える。
投資するものが無いのであれば、長期分散投資の一角に少しだけ入れておくのもいいが、今は投資対象とすべき銘柄がいい感じに割安になっている。
ここより、ソフトバンクやオリックス等、またはセクター内で安くなっている他のメーカーの方が魅力があり、リスクは少ないと私は思う。
さてIPOが本格的にスタートしめた。はてなの上場は寄らずのストップ高となり、上々の滑り出しのようだ。
今回のIPO達で当選するのは難しい気がするが、一応応募だけはしっかりとやってゆく。また立会外分売も多く発表されている。来週から機会があればそれらも投資してお小遣い稼ぎをしてみる予定だ。