100ドル以上していた原油価格が今では3分の1以下に下がっている。
国家財政収入のほとんどを原油収入で占めていた国家が財政破綻の危機に直面している。
原油輸出国の代表格はサウジなど中東諸国、それとロシア。
サウジはなりふり構わず株、債券を処分売りに走り、日経株価が大暴落した事はみなさんご承知の事実。
この他に南米ベネズエラがデフォルトになりそうだ。国家収入の95%が原油収入に頼っているベネズエラは、通貨暴落で輸入品が暴騰、インフレ率が180%を超えた。商店の棚は空っぽになり、薬など薬品はほとんど輸入に頼っていた為、外貨不足により輸入が出来なくなった。
ジュース一瓶が5000円と言うスーパーインフレになった。
同じような現象が北欧のノルウェーも襲った。北海油田の原油収入が国家収入の50%を占める同国はリストラの嵐が吹き始めた。
欧米の株価は下落に反転したかのような昨日の株価下げ。
今日の日経は安く始まるだろうが問題はこれから深刻化する経済危機。
中国経済減速から金融不安に拡大するかが注目点だね。
日経の相場開始に合わせるかのようにドル円が急落して来た。現値は111円85銭に。
後場は株価一段安の恐れも。