蒔いた日が違います。
小さいほうが蒔いてから67日後、大きいほうが21日後です。
逆じゃない？
なぜこうなったかって？
今日は「花育成計画」としての初日記ですから、
純粋に植物のお話をしようと思います。
（写真右はキャベツの芽です）
☆☆☆
- 蒔かぬ種は生えぬ
『自分の望むものがあったら、
まずは小さな種を蒔け』
人生、小さな一歩を踏み出す勇気が必要な時がありますが、
そんなときに思い出すと良いことわざです。
花でもハーブでも野菜でもフルーツでも、
種を蒔かなきゃはじまりません。
けど、ただ蒔けばいいってもんじゃないんです。
発芽して成長するのにそれぞれの植物に好みの環境があり、
不適切な環境で種を蒔いてしまうと、
発芽しなかったり、枯れてしまう事もあります
（発芽しても、委縮して成長が遅くなってしまうことがあります）。
左の写真は5月13日に蒔いたマンゴーの種の67日後の様子です。
今年の５月は気温が低かったため、
キュウリやキウイフルーツなどに被害が出たようです。
このマンゴーもちっとも発芽せず、
発芽した後もこじれて大きくなりません。
真ん中の写真は6月28日に蒔いたマンゴーの種の21日後の様子です。
６月下旬より連日暑い日が続き、
マンゴーは大喜びで成長しました！
ずっと後から蒔いたのに、
はるかにでかくなっているのが分かると思います。
植物でも人生でもそうですが、
あまりに恵まれた環境に慣れると打たれ弱くなってしまうのですが、
そうは言っても、
生まれた直後が一番弱い状態なので、
スタート時には良い環境を用意してあげたいですね。
さて、写真右は蒔いて４日後のキャベツなんです。
いっせいに芽吹きました。
根が育つまで、１日に何度もシャワーをして乾かさないようにします。
蒔かぬ種は生えないわけですが、
まず蒔き時を選ぶこと、
そして蒔いたら良い環境を整えてあげることが重要です。
花が咲いたり実がなるまではさらに長い道のりですが、
水や肥料、根や葉の管理などに様々な技術を投入して、
丈夫で美しいものに育てていきます。
根が張り葉が繁れば、自力で成長できるので放置しても大丈夫です。
