2/18 国内金融市場 株式市場上昇 為替変わらず

<独り言>

○株式市場

今日は

・為替と株式市場の相関がなかったこと

が大きな特徴となった。


ドル円は1ドル=114円と前日と変わらない水準であったにもかかわらず

日経平均は前日比2.28%上昇した。


上昇した主因は原油高である。

産出国の協調しようとする姿勢が原油高をもたらした。


一方、為替が円安にならなかった。

これが意味するのは何か?

 一部では世界景気への警戒感からまだリスクオンとはなりにくい

という話しもあるらしい。


しかし、日銀黒田総裁が本日

 - 量的拡大とマイナス金利幅拡大

 - (G20において)不安定な金融市場について議論し、

  必要に応じて協調的な行動をとることが重要となる

という内容について言及したということである。


ドル安(円高)か追加緩和と協調的な対応とが綱引く状態とも思えるが、

それほど悲観的になる必要はないかもしれない。


○債券市場

今日は黒田総裁の発言を受けてか、十年金利は0.01%まで低下。

ただし、5年債入札はマイナス金利の入札となり弱い結果となった。


なお、金利が低下したものの金融株のパフォーマンスは悪くはなかったという印象。

警戒すべきだが一時のような金利低下=金融株下げということにはならないかもしれない。


○為替市場

世界的な景気懸念は根強いことから、リスクオフの圧力は消えにくく、

ドル高が進行しやすい状態にある模様。



<業種・銘柄(画像参照)>
原油高の影響を受けて総じて資源関連株(商社、石油関連、鉄鋼等)の上昇が際立った。
三菱商事は8.6%上昇するなど資源関連株は強さを感じる相場展開だった。

一方弱かったのは通信関連。これまでの上昇からのはんどうのけっかと推察される。


<今後の予定>

欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨

フィラデルフィア連銀製造業景気指数

が今晩公表される予定。

また、EU首脳会議が明日まで行われる予定。



<日経平均データ>
・一週間推移(出所:Yahoo!ファイナンス)



<国内主要指標推移(日経平均、長期金利、ドル円レート)>
・日経平均推移(日次データ 出所:ロイター)

・10年国債金利推移(日次データ 出所:ロイター)

・ドル円レート(日次 出所:ロイター)


(注)上記について、内容が正確でない場合もあります。個人的に備忘録、自分自身のマーケットの見方をまとめたものです。

投資判断はご自身でお願いいたします。また、予想も含まれていますが、日々変わる情勢に伴い、予想もかわることもあることを含みおきください。



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