相場の波乱要因となる注目イベントについて以下の通り考察。
(個人的見解であり、全く保証はありません。)
①まずは2月26日、27日のG20であろう。
ここで為替、原油市場について何らかの声明が採択されれば市場好転の
きっかけとなるかもしれない。
個人的な意見であるが、市場が混乱して切望してるのは日本であって、
その他の国はそれほどではないかもしれない。
確かに原油市場動向は気になるだろうが。。。
スタンスとしては、何らかの声明が採択されればラッキーくらいのスタンスが良いと考える。
http://jp.reuters.com/article/japan-preg-idJPKCN0VO0DJ
②次が3月10日のECBの金融政策の行方であろう。
ドラギ総裁は追加緩和の可能性について言及している。
マイナス金利幅の拡大と量的金融緩和の規模拡大が行われるか注目されるが、
普通に考えれば行われるだろう。
その影響は?
ユーロ安が進み、株式市場、コモディティ市況が好転すればよいと考えられる。
しかし、その通りになるのか?
続く日本及び米国の金融政策を意識しながらの相場展開となるのではないか?
③日銀が金融政策決定会合を3月14-15日に行われる。
年度末の相場を強く意識していると考えられることから
個人的には何らかの政策を打ち出すのではないかと考えらえる。
サプライズ感を打ち出す必要があるだろうから、
マイナス金利幅拡大と量的金融緩和の規模拡大が行われる
のではないかと推察する。
そうでない場合、失望感から大きく売られるのだろう。
④FOMCが開催されるのは3月15-16日であり、16日に声明が公表される。
注目されるのは利上げするかどうかである。
正直、予想は難しい。米国はしたい、、、そのほかはしてほしくない、、、
では利上げした場合はどうか、、、
株式市場、コモディティ市況等についてネガティブ。
2004年に米国で利上げを開始した局面では、一年近く円高の状態にあった。
やはり金融引締めによる影響の方が先に大きく出た模様である。
金利差による影響として円安(株高)が確認されるまで時間がかかっている。
米利上げに関しては以下でまとめられています。
https://www.m2j.co.jp/mp/my_fxacademia/read/monthly_column.php?id=21
見送れば短期的にはポジティブ。
ただし、この先に利上げをしないということはなく時間の問題である。
慎重な投資スタンスが正解だろう。
G20で協調がみられてマーケットに対する何らかの声明が採択されれば
利上げなし、採択なければ利上げあり、という展開になるのがはないか?
⑤年度末の状況が重要と政府、日銀は考えているだろう。
大きく下落したままだと高値で買ったものも多く、
官製相場がさらに崩れるきっかけとなりかけない。
米国で利上げが見送られれば買い、見送られなければ慎重に、ということか。。。
⑥その後は決算、選挙の影響、消費税増税を行うかが気になるが、
これらについてはまた別の機会に考えたい。
それにしても波乱要因が目白押しのような気がする。。。
(注)上記について、内容が正確でない場合もあります。個人的に備忘録、自分自身のマーケットの見方をまとめたものです。
投資判断はご自身でお願いいたします。また、予想も含まれていますが、日々変わる情勢に伴い、予想もかわることもあることを含みおきください。