先週末の円相場が3円程度円安に振れたことで
日銀が為替介入を行ったのではないかという噂が流れました。
しかし政府も日銀もノーコメント。
もし為替介入したとなれば、米国の反応は火を見るより明らかなので
実際に介入していても、やったとは言えなっかた筈です。
つまり、やったと考えるべきでしょう、多分。
それでもドル円相場は漸く113円台前半ですから
やはり市場が判断しているドル円相場が「113円±5円」という予測は
当たらずとも遠からずだと思います。
そうなると、外需産業の第4四半期は、業績悪化が懸念されるため、株価の重しになりそうです。
＜CME通貨先物市場の投機的な円建て玉の推移（2/9時点）＞
日銀がマイナス金利を導入して以降、再び円の買い越しが進んでいます。
その理由は前回の日記に書いた通りですが
今後、ECBが追加緩和（3月？）に踏み切る可能性があり
日銀もマイナス金利の強化をを仄めかすなど
先進国の通貨安誘導がさらにと進めば、米国経済が悪影響を受けることは避けられません。
また中国では、規制強化にも関わらず、人民元の流出が続いており
国内ではバブル崩壊に対する危機感が一段と強まっている様な気がします。
春節で一週間休場だった中国市場に、明日どの様な展開が待ち受けているかは分かりませんが
取り敢えず明日発表される「1月度貿易収支（発表時間未定）」に注目したいと思います。
一方、国内も明日は10～12月期GDP一時速報（8：50）の発表を控えていますが
事前予想は、前期比年率－0.76％と厳しい状況です。
ただ、週末に欧米市場が大幅に反発し、CME円建ても15400円を超えていることから
東京市場も高く寄付くと思いますが、個人的に日経平均15400円以上は
目を瞑って売り建てる予定です。
