中国の春節(旧正月)が終わる。日本も建国記念日を挟んだ今週は、投機筋が暴れまくり個人投資家達は致命的な大損害を受けた。多くの人々は莫大な含み損を抱え、買い信用残を多く抱えた者たちは追証に追われ、中には自己破産した人も出たそうだ。
わずか2週間で3000円も下がった平均株価、ドルは10円も円高になる。国際投機筋・短期筋・ヘッジの仕掛けは、度を越して個人投資家を食い物にした。
週明けからは徐々に影響は薄れるだろうが原因が解消した訳ではない。
株価回復には原油・ドル・株と三点セットが全て上昇しなければならない。
仮に株価が反転しても元の位置には届かないのであろう。
現在の原油価格は29ドルだ。これならドルは113円付近にいるくらいだろう。株価も小戻し程度。
G20が開催される。この場で金融危機と投機筋に対する主要国の対策がハッキリと打ち出される事を望む。イエレンFRB議長のあやふやな態度がドル円大暴落の仕掛けをされたことは明白だ。悪には強い態度と方針が必要だ。