ねこさん こんばんは。
年初から大変な相場が続いていますが
順序立てて整理してみると、中国の不況から人民元の切り下げが続き
ヘジファンドが中国ネタで売り崩しに掛かったことから暴落が始まりました。
おまけにECBに倣い日銀がマイナス金利を導入したことで
通貨安競争が強まり、利上げを行ったばかりの米国経済は
相対的なドル高で企業業績が圧迫され
ハイテク産業を中心に不振な決算が続出しました。
もちろん原油安でシェールガス開発にブレーキが掛かり
関連企業の業績も惨憺たる状況です。
結局、最近のNY市場が弱いのは、利上げ後の経済指標が冴えないためで
雇用はまずまずですが、随所にピークアウトの兆候が見られます。
そこにヘッジファンドが介入し、投資家の不安を煽ったことから
労せずして株価はジリ貧になりました。
そして次のターゲットは日本という訳です。
日銀がマイナス金利を導入した直後だけに
円買い株安を狙っても、手も足も出ないと読んだ上での売り崩しだけに
簡単に引き下がるとは思えません。
因みに、オイルマネーの逃避も噂されていますが
私はとっくに引き揚げは終わっており
ヘッジファンドの吹聴か、アナリストの誤解だと考えています。
むしろ世界的にこれだけ株価が下がれば
買いに転じている可能性もあると思います。
勿論推測の部分もありますが
ヘッジファンドの売り崩しが止まらない限り
相場が反転することはない筈ですから
テクニカル指標など、何の役にも立ちません。
ただ、個人的には、日経平均のPER13.5倍までは、先物でヘッジをするか
完全に様子見に徹するかの何れかで対応し
13.5倍まで下げれば、打診買いを始めようと考えています。
無論そこまで下がらずに反発してくれるのがベストですが
昨今のNY市場を見ていると、あまり期待出来ない気がします。
とにかく、お互いに、嵐が通り過ぎるまで辛抱するしかありませんね。
ご健闘をお祈りしています!!