全米不動産協会(NAR)が24日発表した6月の中古住宅販売件数(季節調整済み)は年率換算で486万戸となり、前月から2.6%減った。市場予想(495万戸)を下回り、1999年の調査開始以来、最低の水準。マイナスは2カ月ぶりで、前年同月から15.5%減少した。
在庫件数は販売実績の11.1カ月分にあたる449万戸となり、前月から0.2%、前年同月から2.8%それぞれ増えた。住宅の中間価格は21万5100ドル(約2300万円)で前月から3.5%上昇したが、前年同月からは6.1%低下した。
NARは現状について、金融機関が貸出基準を引き締めており「住宅の購入を考えている人の約四分の一が買い時を狙って様子見をしている状態だ」と説明した。


