「黒田バズーカ第3弾」を好感して続伸

優利加さん
優利加さん

先週金曜日の米国株式相場は大幅続伸した(DJIA +396.99 @16,466.30, NASDAQ +107.28
@4,613.95)。ドル円為替レートは121円台前半の動きだった。先週金曜日に発表された「黒田バズーカ第3弾」とも言える「マイナス金利政策」という追加金融緩和政策を好感して、本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,617に対して、下落銘柄数は286となった。騰落レシオは78.71%へ上昇した。東証1部の売買代金は3兆8519億円と高水準を維持している。

銀行にとってはペナルティーとも言える超過準備預金に対するマイナス金利という追加金融緩和政策を好感して、TOPIXも日経平均も大幅続伸した。1月25日に10日移動平均線を回復して時の利は買い転換していたが、本日はまだ下向きの25日移動平均線も辛うじて回復した。相場の反発を援護射撃をするように午前11時に発表された中国の財新PMIが前月比改善したことも市場に安心感を与えた。さらにソニー、村田製作所、NTTドコモなど市場予想を上回る四半期決算を発表したことも相場全体の雰囲気を良くした。マイナス金利という劇薬の効果の持続力については懐疑的だが、波の初動に乗ったので振り落とされないよう今回もサーフィンを楽しもう~!

TOPIX
+31 @1,463
日経平均 +347円
@17,865円

33業種中、海運、空運、銀行を除く30業種が上げた。原油相場が反発傾向となっているので、燃料費が上がる海運と空運は売られ、マイナス金利で利益が圧迫される銀行も売られた。上昇率トップ5は、マイナス金利で恩恵を受けるその他金融(1位)、不動産(4位)、新日鉄住金が日新製鋼をTOBで子会社化すると報道された鉄鋼(2位)、情報・通信(3位)、電気機器(5位)となった。


優利加さんのブログ一覧