2016年はじめての2連騰だが・・・

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は続伸した(DJIA +210.83 @16,093.51, NASDAQ +119.12
@4,591.18)。ドル円為替レートは118円台後半の円安方向へ動いた。東証1部では、上昇銘柄数が1,643に対して、下落銘柄数は229となった。騰落レシオは70.85%へ上昇した。東証1部の売買代金は2兆4124億円。

原油相場が下げ止まりからやや反発し、日欧の中央銀行が追加金融緩和を実施するとの期待から、空売りの買い戻しに加えて自律反発狙いの新規買いも増加して、2016年に入って初めてTOPIXも日経平均も2連騰となった。どちらもまだ下向きの10日移動平均線を少しだけ回復したが、上下にひげを引いたほぼ寄引同事線である「トンボ」となったので、寄り付き後は売り買いの力が拮抗したことを示している。今週は28日午前4時発表予定の米国FOMC声明発表と29日昼頃発表予定の日銀金融政策決定会合の2大イベントが控えている。FOMC声明発表では利上げに際しては海外市場にも配慮するというニュアンスの文言が入るかどうかに関心が集まっている。日銀は動かないというのが現在の市場の見通しだ。ただ、黒田総裁はサプライズが好きだから、意表を突いて何かやるかも?しかし、例え、日欧が追加金融緩和を実施したとしても、株価の持続的な反発は非常に難しいと考えている。中国が再び大規模な財政出動をすれば、世界的な株高の波がまたやってくるだろうが、中国は動くだろうか?

TOPIX +18
@1,393
日経平均 +152円
@17,111円

33業種すべてが上げた。上昇率トップ5は、食料品(1位)、鉱業(2位)、その他金融(3位)、水産・農林(4位)、パルプ・紙(5位)となった。


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