みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。
●北海道
いま、北海道に来ています。
東京IPOさんの札幌講演の基調講演を務めさせていただきます。
それにしても、やっぱり北海道は涼しいですね。
●それでは、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している
「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。
本日もよろしくお願い申し上げます。
※本資料の利用については、必ずプロフィール画面の
重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上、ご利用ください。
─────────────────────────────────────
お気軽にフレンズ登録してください!
あなたのマイページに日記の新着情報が表示されます!
http://minkabu.jp/friend/request/119527
─────────────────────────────────────
【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
─────────────────────────────────────
1.米フォード、9,300億円最終赤字
2.中国、内需拡大へ減税検討
3.受注良好でプラント株堅調
─────────────────────────────────────
1.米フォード、9,300億円最終赤字
(出所)2008年7月25日付日本経済新聞朝刊1面
●北米依存の自動車メーカー、収益悪化
●現代自動車の収益、好調
●地域別利益をつぶさに観察すると見えてくることがある
米フォード・モーターが24日発表した4-6月期決算は
86億6,700百万ドル(約9,300億円)の最終赤字となった。
四半期としては過去最大。ガソリン高や米景気減速で
北米自動車の業績が急速に悪化していることから、
工場など事業用固定資産の評価損など約80億ドルの一時損失を計上。
一方、韓国現代自動車が24日発表した1-6月期決算は
売上高が前年同期比16.9%増の17兆3,050億ウォン(約1兆8,513億円)、
営業利益が同25.2%増の1兆1,920億ウォンと増収増益だった。
韓国内で利益率の高い高級車や新興国で販売が好調だったことが寄与した。
北米に依存している自動車メーカーは厳しい。
一方、現代のように、売上の4割が韓国であり、
さらに南米、中国でも収益増加に動いているメーカーは総じて好調だ。
さらに、インドの収益性にも着目だ。
地元タタ・モーターズを抜きシェア2位に浮上、
売上高が前年比64.6%増えたが、
第二工場稼動による減価償却費負担などで赤字に転落してしまった。
しかし、減価償却費の赤字があっても増益になったということは、
来期以降、インド市場での収益が劇的に増加する可能性がある、
ということになる。
自動車メーカー各社の株価は冴えない。
しかし、世界中を見渡し、投資対象を拡大することで、チャンスは増える。
2.中国、内需拡大へ減税検討
(出所)2008年7月25日付日本経済新聞朝刊3面
●中国政府、北京オリンピック後の景気下振れを警戒
●インフレ対応による金融引き締めとのバランスが難しい
●原油価格次第では、中国株は反転の可能性も
中国政府は北京五輪後の景気下振れを防ぐため、
減税など財政による景気刺激策の検討に入った。
全国人民代表大会(日本で言えば国会)の財政経済委員会は24日までに
「景気の急減速を防ぐために財政政策を通じて個人消費を刺激すべきだ」
とする建議をまとめた。
これまで高成長の原動力だった外需の減少が鮮明になり、
個人消費など内需を拡大しなければ景気が急減速する恐れもあるからだ。
たしかに懸念は残る。
今年1-6月期の消費者物価指数(CPI)は前年同期比7.9上昇。
2008年の政府目標である「4.8%前後」の実現はほぼ不可能な情勢だ。
インフレを抑制するためには、融引き締め策を継続する必要があり、
株価を押さえてしまう。
しかし、財政補助を行ってきた原油を、
消費者に転嫁する姿勢に中国政府が転換したことで、
原油価格が大きく下落する可能性が出てきた。
場合によっては、1バレル100ドル(WTI)を割る局面が
出てくる可能性すらあると考えている。
そのとき、金融の緩和に動き、さらに、減税策が寄与することで、
中国株は、俗説とは裏腹に北京オリンピック後に
大きく反転していく可能性を秘めている。
中国政府の動向に引き続き注目したい。
3.受注良好でプラント株堅調
(出所)2008年7月25日付日本経済新聞朝刊22面
●日本株の中でもプラント株が好調
●世界的なプラント需要の増大による
●関連する世界企業の状況を見るとどうか
株式市場が冴えない中、
プラントエンジニアリング専業三社の株価が上昇している。
原油高とそれに伴う中東産油国の経済発展を背景に
受注環境は極めて良好なためだ。
例えば日揮への評価が高まっている理由は、
原油高による旺盛なプラント需要と手持ち工事の順調な消化だ。
特に、中東・北アフリカのエネルギー分野では
今後5年間で約5,000億ドル(約54兆円)の投資が見込まれる。
(アラブ石油投資会社調べ)
また、以前であれば採算がとれないことを理由に
見向きもされなかった海底油田やオイルサンドなども
最近の原油高で開発対象となっている。
一方、世界の企業を見渡すと、
関連企業で株価が上昇していないケースも目立つ。
例えば、韓国で日揮等と同様に
プラント受注を積極化している大宇建設は株価が軟調だ。
大宇建設株価チャート(ロイター)
http://www.reuters.com/finance/stocks/overview?symbol=047040.KS
現在のプラント株が好調であり、
大宇建設などが後から追いついてくるのか。
それとも、日本のプラント株が高く評価されすぎているのか。
世界の株式市場と日本の株式市場が密接に結びついている中、
世界に視野を広げておかないと、
株価の予測精度が低くなってしまう時代になってきた。
─────────────────────────────────────
ご意見・ご感想は【日記のコメント欄】へお気軽にどうぞ
( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
─────────────────────────────────────
お気軽にフレンズ登録してください!
あなたのマイページに日記の新着情報が表示されます!
http://minkabu.jp/friend/request/119527
─────────────────────────────────────
☆雑誌「マネージャパン」ホームページもぜひご覧ください!
http://www.sscom.co.jp/money/
─────────────────────────────────────
■個別銘柄情報はこちら
「なぜ、この会社の株を買いたいのか?」
●個別銘柄をより深く知りたい方にはこちら
プレミアムメールマガジン「なぜ、この会社の株を買いたいのか?」
※魅力ある銘柄を探し出すためのファンドマネジャーのノウハウを、
細大漏らさずお伝えしている「なぜ、この会社の株を買いたいのか?」
のエッセンス部分をお伝えさせていただきます。
すでにお申し込みを考えている方はこちら
(まぐまぐ)http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/50/P0005007.html
(フィスコ)http://fisco.jp/report/mail/terunobu-kinoshita.html
お申し込みの前に、サンプルを見たい方は、
【プレミアムメールマガジン問い合わせ】というタイトルで
下記までメールをお送りください。
toiawase@terunobu-kinoshita.com
●どういった内容?
ファンドマネジャー、アナリストの実際の議論現場を克明にお伝えします。
1,000社以上の取材に裏打ちされた、理論的な株式投資ノウハウを全開示。
ネットセミナーによる臨場感を満喫してください!
個別銘柄投資を通じ、年率20%以上のリターンを確実に求めていくためには、
理論に裏打ちされた確かな投資ノウハウを知っておく必要があります。
実務経験があるからこそ気づいた投資ノウハウ、また、
個別銘柄を徹底的に分析する際に、何を見て、何に気づけばいいのか、
ネットセミナーを通じて克明にお伝えしていきます。
─────────────────────────────────────
●雑誌掲載はこちらです。さらに詳細を知りたい方は書店でのぞいてみてください。
http://www.terunobu-kinoshita.com/20080627-kiji.pdf
─────────────────────────────────────
◇発行人/編集人
木下晃伸(きのしたてるのぶ)
(社団法人)日本証券アナリスト協会検定会員
株式会社きのしたてるのぶ事務所
(C)2005-2008byTerunobu Kinoshita&TERUNOBU KINOSHITA OFFICE LIMITED. All Rights Reserved.
出典を明らかにしていただければ、ご自由にご転送いただいて構いません!
─────────────────────────────────────
お気軽にフレンズ登録してください!
あなたのマイページに日記の新着情報が表示されます!
http://minkabu.jp/friend/request/119527


