昨日の米国株式相場は休場だった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が861に対して、下落銘柄数は948となった。騰落レシオは61.64%へ少しだけ上げた。東証1部の売買代金は2兆1932億円。ドル円為替レートは117円台後半の円安方向へ動いた。
中国の2015年実質GDPは6.9%成長へ減速したと報道されたが、逆に中国上海総合指数は反発してきた。さらに円安方向へ動いたドル円為替レートを受けて、TOPIXも日経平均も小幅反発した。2016年に入ってやっと2度目の反発である。昨日の陽線に続き今日も陽線で終えた。
個人投資家は早めのロスカットをしているようで信用評価損率は相場が下げた割には拡大していない。1月8日時点で-12.59%であり、昨年9月4日の-16.71%と比べると個人投資家の傷口は浅い。
http://www.traders.co.jp/margin/transition/transition.asp
見渡せば世界中弱気材料ばかりである。2000年台前半から続いてきた新興国主導の経済成長が終わりつつあるようだ。新興国の成長を期待して中国などが設備投資を増やし、その流れを先進国は大規模な金融緩和で支えてきた。新興国も中国も景気減速してくると設備投資は縮小しはじめ、原油需要も縮小して急激な原油安を引き起こしている。コモディティ需要も縮小し、コモディティ価格が下落し、コモディティ輸出国の経済に打撃を与えている。さらに追い打ちを掛けるように米国が金融緩和から金融引き締めへ転じると利を求めてマネーが米国へ回帰し始め、世界的なマネーの逆流は新興国の景気を冷やすだけでなく通貨安も引き起こしている。
かつて、米国の著名投資家ジョン・テンプルトンは「強気相場は絶望の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観により熟し、陶酔のうちに終わる」と相場の本質を喝破した。また、日本の相場の格言にも、「野も山もみな一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし」というものがある。
というわけで、今日、私は本格的な買いに転じました。このまま上がってくれれば今回も楽勝となりますが、たとえ下げても建玉操作でいくらでも波乗りするので、大丈夫です。稼ぐ力=情報力×行動力、です。情報だけでは勝ち続けることはできませんよ~!
TOPIX
+2 @1,390
日経平均 +93円
@17,048円
33業種中20業種が上げた。上昇率トップ5は、その他製品(1位)、鉄鋼(2位)、海運(3位)、電気機器(4位)、非鉄金属(5位)となった。