はるるっぴさんのブログ
弱気の中での強気
素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)
日記を書く時間があまりないので、足元のマーケットについて少しだけ書いてみます。
○CTA
年明け以降、相場は少しパニック的な売りになっています。
売りを増幅させているのが、ヘッジファンドのCTA(Commodity Trading Advisor)
CTAは、今回のような下落トレンドが発生した時に、トレンドフォローで追随売りして
下落に拍車をかけます。過去の統計データを分析しているCTAの中には200年前からの
データを蓄積している所もあると聞きます。
一定水準以下に力づくで『下落させる』と投げ売り・新規売りが出る等のデータを知って
いると思います。安値圏で投げ売り・新規売りをさせられた人からすれば、たまったものでは
ありません。投げ売りが出ると、相場が底打ちします。安値圏で投げ売り・新規売りした人は、
後で後悔するという、いつものパターンになります。
CTAの動向など、さっぱりわからない専門家などは、通信社が発信する情報などを
鵜呑みにして適当にしゃべっているだけですね。
○騰落レシオ
前にも書いたように、昔、証券会社の支店長から聞いた言葉が印象に残っています。
「テクニカルは当たらないね~」
「僕の経験則では、当たるのは、騰落レシオくらいだよ~」
その騰落レシオは、休み明け1月12日(火)にかなりの割安ゾーンに入ってきます。
支店長の経験則が正しければ、相場が反転しても不思議ではありません。
○チャート
チャートの形は、まだ悪いです。
1月8日段階では、まだ下げ止まる形にはなっていません。
休み明け1月12日にどうなるか注目です。
○打診買いのシグナル
現在、打診買いのシグナルは出ていると思います。
買いのシグナルは出ていません。
投資家により見方は違います。
○下値のメド
先に結論を書くと
『わかりません』
PER14倍水準で見ても17,000円は意識したいと思います。
(1月8日終値現在 日経225 PER 14.55倍)
もし、日経平均株価で17,000円をはっきり割ってしまうと、16,000円までこれといった
抵抗線がなく真空地帯になっているので注意したいところです。確率的には低いと思い
ますが、16,000円割れを、慎重になるため想定の範囲内(ホリエモンの真似)にしておきます。
○上値のメド
これもわかりませんが、高いところで買っている投資家も多いため、一定の戻り待ちの
売りが出てくるでしょう。
8日(金)のようにショートカバーで株価が急上昇する場面があっても、買戻しが終わったら
そこで止まることがあるかもしれません。
○企業業績
年明け、株価は下落していますが、特に企業業績が悪化している訳ではありません。
むしろ良いくらいだと思います。この点から見てもどこかで株価が反転上昇しても
おかしくありません。少し早いですが、配当取りの買いを見越した買いも入るでしょう。
トヨタの予想配当利回り:2.91%
キヤノンの予想配当利回り:4.43%
ともに悪くないと思います。
○過剰流動性パーティー
金融緩和による過剰流動性パーティーが不安心理を持つ参加者のいる中で続いています。
リーマン・ショックから今まで、世界中のヘッジファンドが集まって、次から次に出される
ただ同然のアメリカやヨーロッパのビールやワイン、日本のお酒を飲んで楽しんでいた。
しかし、いよいよ、昨年12月FRBの「利上げ決定」で、アメリカ産のビールとワインを
パーティーから引き上げることになった。
年明け早々に、昨年損をして資金に余裕がないヘッジファンドやオイルマネーを運用している
一部のヘッジファンドたちが過剰流動性パーティーから抜け出した。
しかし、この後、(日本では3回目になります)美味しい日本酒などたくさん用意していると
黒田さんが宣伝しています。
ECBのドラギさんも新しいお酒を出すかもしれません。(どんなお酒をだすのでしょうか??)
それらに対する期待もあるので、もうしばらくパーティーは続くでしょう。
そう考えると、いまのところ、一挙に株価が暴落する可能性は低いかもしれません。
もちろんどうなるかわかりません・・・
○日銀の金融緩和期待
金融緩和するかしないはわかりませんが、その「期待」が、ヘッジファンドの日本株を買う
(または売らない)大きなの理由になるでしょう。また、ヘッジファンドの売り方にとっては
「追加の金融緩和」は最も警戒する材料になるので、どこかでショートカバーを入れると思います。
○結論
今年の日本株については、日銀の追加金融緩和期待を除き厳しい見通しを持っていますが
足元は、売られすぎの指標もたくさん出ているので、短期ではやや強気です。
弱気の中での強気です。
セリングクライマックス(あるかどうかわかりません)は出ていないので、ここから
さらに株価が下落すれば買い予想を増やしていきたいと思います。
(1月9日現在 CME日経平均先物価格:17,250円)
みんかぶ予想
買い予想:2銘柄→3銘柄に変更します。
(買い予想、売り予想ともに10銘柄まで)